この図書館で勤務していて一番驚いたのは大学の図書館はめちゃくちゃ本が置いてあるということです。しかも、専門性が高い本が。
僕はいろんな図書館をめぐるのが好きなのですが、この名工大よりも理系の本をそろえている図書館はどこにもありませんでした。図書館には開架だけでなく、地下室にも本がまだたくさん収納されているのですが、そこでは戦後間もない電磁気の教科書やマニアックな英語の技術書がたくさん置いてあり、初めて地下室に行ったときは圧倒されました。だから、大学生のうちに図書館は絶対に有効活用すべきだなと痛感しました。
SAの仕事は基本的には一人で黙々とする作業が多いです。それだけ聞くと暇で退屈な仕事なんじゃないかと誤解されそうですが、そうでもありません。例えば、返却された本を返しに行くときいろんな本棚を見て回ります。その中でこんな本がここにあるのか、この本ロボットに使えそうだな(部活でレスキューロボットづくりをしています)、これ実験の参考文献に使えるかも、などいろいろな発見が出来てとても楽しいです。本の装備も慣れてくると無心で作業出来たり、逆にいろんなことを考えたりしながら作業できるし、一人作業ならではの楽しさがあります。仕事が終わってまだ少し時間が空いているときはこっそり面白そうな本を探しに行ったりするのも隠れた楽しみです。一度友達に、この本どこにある?と言われたときここにあるよと一発で答えられたときは相当気持ちよかったです。
大学の授業終わりに、移動時間なしにバイトにいけるのも大きなメリットの一つだと思います。
僕は仕事の物覚えも悪く、いつもご迷惑を図書館で勤務されている方にかけてしまいましたが、質問をすると嫌な顔をしないで教えてくださる図書館職員の皆様にはとても感謝しています。僕はもうすぐ研究室に配属されるので、図書館に勤務できる時間は少なくなりそうですが、図書館で勤務し続けることで学ぶ姿勢を維持したいと思っています。