名古屋工業大学図書館報「@Library」

「@Library」は、名古屋工業大学図書館のブログ版図書館報です。詳細は、https://profile.hatena.ne.jp/nitlib/ をご覧ください。

100年後に届く絵を描いた二人 ― 伊藤若冲とゴッホ ―

「私の死後、50年か100年後に私の絵を認めてくれる人が出てくればいいのです。」

江戸時代の絵師・伊藤若冲は、そのような思いを抱きながら作品を描き続けました。

一方、ゴッホも

「100年後の人々にも響く肖像画を描きたい。」

という言葉を残しています。

時代も国も異なる二人ですが、自分の表現を信じ、評価されなくても描き続けたという共通点があります。また、どちらも弟に支えられながら創作活動を続けました。

名古屋工業大学図書館では、若冲やゴッホに関する図書を所蔵しています。作品の美しさだけでなく、信念を貫いた生き方にも触れることができます。

研究や課題に向き合う日々の中で、「自分の信じるものを続ける力」を感じられる一冊として、ぜひ手に取ってみてください。

 

奇想の図譜 : からくり・若冲・かざり

  辻惟雄著 平凡社, 1989.6

  請求記号:721||Ts 41 図書ID:1214058

ファン・ゴッホの手紙

  ファン・ゴッホ [著] ; 二見史郎編訳 ; 圀府寺司訳  みすず書房, 2001.11

  請求記号:723.359||G 57 図書ID:1281623

 



 

 





学生の「おすすめ図書」

 ●ノルウェイの森

 村上春樹著  講談社, 1987.9

    (上)請求記号:913.6||Mu 43   図書ID:1200051

  (下)請求記号:913.6||Mu 43   図書ID:1229072

村上春樹の代表作。大学生の主人公・ワタナベは、親友の突然の死をきっかけに深い孤独の中で悩みながら成長していきます。恋愛や友人関係、将来への不安など、学生なら誰もが共感できるテーマが丁寧に描かれています。読み終えたあと、じんわりと心に残る一冊です。人生について少し立ち止まって考えたいとき、ぜひ読んでみてください。

                        (医学工学プログラム)

 

 









学生選書ツアー2026

5月13日(水)、三省堂書店名古屋本店にて、学生選書ツアーを実施しました。
学生選書ツアーは、学生が実際に書店を訪れ、「図書館に置いてほしい本」を自らの視点で選ぶ企画です。
今回も、学習や研究に役立つ専門書をはじめ、ビジネス書や話題の小説、語学書など、幅広い分野の図書が選ばれました。
現在、選書された図書を図書館1階の新着図書コーナー横で展示しています。
展示では、参加した学生による「この本を選んだ理由」のコメントに加え、学生スタッフによるおすすめコメントも紹介しています。
本とあわせてコメントをご覧いただくことで、それぞれの本の魅力や選書の背景をより身近に感じていただけます。

展示中の図書は貸出も可能です。
是非手に取ってご覧ください!

 

 




 

 




学生の「おすすめ図書」

チーズはどこへ消えた?

 スペンサー・ジョンソン著 ; 門田美鈴訳 扶桑社, 2000.11

    請求記号:933||J 64   図書ID:1281823

予測できることもあれば,突然やってくることもある「変化」.その変化の波にうまく乗っていけたら理想的ですが,実際はなかなか難しいことが多いかと思います.この本は,転機や予測せぬ事態にどういう心持ちで向き合えばいいのかを,小人とネズミの物語を通して,暗示的に教えてくれます.新しい環境に身を置いた新入生の方,これから進学や就職という大きな変化を控える学部生や院生の皆様に,ぜひお勧めしたい一冊です.

                        (電気電子プログラム)

 

 







ある本の話

 

業務の関係上、図書館に新しくやってくる本のほぼすべてが、自分の手元を通っていきます。ときどきそのことを思い起こすのですが、そのたびに毎回すごいことだなあと思うのです。たくさんの本に触れることができるのは本当に有り難いことで、ワクワクとしておもしろいのですが、本の洪水の威力は凄まじく、興味関心は次から次へと移っていき、後から借りて読みたいと思った本のことも、片っ端から忘れてしまいます。困ったものだと苦笑しつつ、でも本は逃げていかないからと、いたってのんきにしています。

そんな膨大な量の本の中で、ごくごくまれに出会うことがある、ある本の話をしようと思います。

本に背ラベルを貼る前に、カバーをよく観察します。なくしてしまっても大丈夫かな、これはカバー欲しいよね、この写真だけ切り取って残しておこう…… 頭の中で見当をつけながら、おもむろにカバーの折り返し部分に手をかけます。おや? はらりとめくって現れたその裏側が、何やらふつうとは異なる趣であることに気がつきます。本体を取り除けてみると、

「あ、おまけがついてる!」

「おまけ」というのは私の主観ではありますが、こんなふうにカバーや帯の裏に「何か」が印刷されていることがあるのです。「何か」とは、文章であったり、イラストや写真、図表などとバリエーションに富んでいて、大変に興味をかき立てられます。

カバーをめくってみないとわからないその先に、それぞれの本と地続きの世界がさらに、ひそかに広がっている。どんな意図や思いをもってこのような本に仕立てられたのだろう。おまけのついた本に出会うと、本の作り手の熱量というか、心意気のようなものを感じます。

少し目線や見方を変えるだけで、別の世界、新しい世界が立ち上がってくる。違った視点で世界を見ることのおもしろさを思います。図書館で、本屋さんで、お家の本棚で…… あなたがこの次に手に取る本にも、もしかしたらおまけがついているかもしれません。

 





展示「男女共同参画週間」を行っています

毎年6月23日から6月29日は「男女共同参画週間」です。
男女共同参画週間に関する展示をカウンター前の展示コーナーにて開催中です。関係書籍等を展示しておりますので、閲覧、貸出等ぜひご利用ください。
※ダイバーシティ推進センターによる企画です