名古屋工業大学図書館報「@Library」

「@Library」は、名古屋工業大学図書館のブログ版図書館報です。詳細は、http://profile.hatena.ne.jp/nitlib/ をご覧ください。

学生の「おすすめ図書」

成瀬は天下を取りにいく

 宮島未奈著 ; 新潮社, 2023.3

    請求記号:913.6||Mi 75   図書ID:1348221

この一冊は、滋賀県大津市を舞台に、独自の信念を持つ少女・成瀬あかりが周囲の目を気にせず突き進む青春小説です。突拍子もない目標に向かって一直線な成瀬の姿は、読んでいて思わず笑えて、でもどこか背中を押してくれます。個性的な登場人物たちとの関わりも見どころで、「自分らしく生きる」ことの清々しさを感じたい方にぜひおすすめしたいです。

(環境セラミックスプログラム)

 






学生の「おすすめ図書」

不完全主義 : 限りある人生を上手に過ごす方法

 オリバー・バークマン著 ; 高橋璃子訳   かんき出版, 2025.7

    請求記号:159||B 92   図書ID:1349563

「あのときこうしていればよかった」―大学生の皆さんは、そんな後悔を抱いたことがあると思います。大学生活では進路や人間関係など、多くの選択に迷う場面が訪れます。しかし、その選択に正解はなく、どれを選んでも不安や後悔はつきものです。それでも、心配しすぎる必要はありません。この本は不安や後悔を抱えたまま進んでいいと教えてくれる一冊です。小さな行動の積み重ねが、確かな成長につながることを示してくれます。

(環境セラミックスプログラム)

 






図書館だけど本屋大賞のはなし

近年では、他の有名な文学賞より注目されているといっても過言ではない本屋大賞ですが、今年でなんと23回目だそうです。
つい最近出来た賞だとばかり思っていましたが、名工大図書館を利用している多くの学生さんにとっては生まれたときからある馴染みのある文学賞ということですね。

第1回受賞の「博士の愛した数式」は今でもよく借りられていますし、第2回の「夜のピクニック」も青春ならではの悩みや葛藤が描かれていて、現代でもみなさん共感することが多いだろう作品です。第3回「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」は映画化され日本アカデミー賞の最優秀作品賞を受賞し、その他の作品もいまだになにかと目にすることがあり、やはり良い本は時代を超えて読み続けられるものなのでしょう。

さて、自分はいくつ読んだことがあるか数えてみたところ、7作品だけで驚きました。
全ての作品のあらすじを知っていたので、勝手に読んだ気になっていたようです。
未読でも多くの人が内容をなんとなくは知っている、それだけ有名な賞だということでしょう。

名工大図書館では23作品すべて取り揃えています。
2階の展示コーナーに一気にあります。立ち寄って手に取ってみてください。
お気に入りの1冊が見つかるかもしれません。

(ちなみに人気作品が多いため貸出中のこともあるかもしれませんが、
その際はぜひ予約してください!)

 



 

未来を覗く

自分の未来を想像したことはありますか?

現在20歳前後の学生の皆さんは、
10年後は30歳前後で、社会の中で自分がやりたいことを実現する方法が具体的に見えている時期でしょうし、ひょっとしたら新しい家族を作っているかもしれません。
30年後は50歳前後で、家族・会社・社会の中で自分のことだけでなく周りも含んだ判断が求められる時期でしょうか。
50年後は70歳前後で、リタイアして地域社会に身を置いているかもしれませんし、まだまだ働いているかもしれません。

社会の変化は、皆さんの未来にも大きな影響を与えます。
10年後、30年後、50年後そして100年後の世界はどうなっているでしょうか、、、。
技術的なことだけでもちょっと前にはこんなに早く生成AIが隣人になるとは想像できなかったように、10年後のことすら全く分かりません。それでも、想像してみてください。そして、よりよい未来を実現するには工学の力で何ができるのか、考えてみてください。

図書館では、未来を想像する助けになりそうな図書を集めて展示しています。ぜひ手に取って見てみてください。

 



 

図書館長から新入生へのメッセージ

 

(図書館長 井門康司)

 

新入生の皆さん、入学おめでとうございます。

これから始まる大学生活は、専門的な知識と技術を身につけると同時に、自ら問いを立て、考察し、積極的に行動する力、継続的に自ら学ぶ姿勢を育む大切な時間です。その歩みを力強く支える存在が、図書館です。

大学での学びは、高校までの受け身の学習とは異なり、自ら課題を見つけ、必要な情報を収集し、分析し、他者に伝えるという主体的なものへと変わります。本学の図書館は、工学をはじめとする専門分野の図書や学術雑誌、電子ジャーナル、各種データベースを豊富に揃えており、皆さんの学修を支える知の基盤を提供しています。また、国内外の最新研究にアクセスできる環境を構築し、皆さんが世界とつながりながら学べる体制を整えています。

図書館は単に資料を所蔵する場所ではありません。静かに思索を深める閲覧スペース、仲間と議論しアイデアを磨く学習エリア、オンライン資料にアクセスできる情報環境など、多様な学びのスタイルに応える空間を備えています。ここでは、一冊の本や資料との出会いが新たな学修テーマ・研究テーマを生み、新たな疑問が次の挑戦へとつながっていきます。

これからの社会は急速に変化し、多くの複雑な課題に直面することになります。その中で求められるのは、確かな専門性に加えて、情報を正しく見極め活用する力、そして異なる分野の知を結び付ける柔軟な発想力です。図書館では、文献検索講習会や情報リテラシー教育の機会も提供しています。ぜひ積極的に参加し、学術情報を自在に扱う力を身につけてください。

皆さん一人ひとりの挑戦と成長に、図書館は常に寄り添います。困ったときには職員に気軽に相談してください。知の扉を開き、自らの可能性を広げる場として、図書館を存分に活用されることを願っています。皆さんの大学生活が実り多く、未来へと力強く羽ばたく時間となることを心から期待しています。

 

 

 

 

 

学生選書ツアー2025

図書館1階にて、昨年11月に実施した「学生選書ツアー」で選ばれた本の展示を行っています。

学生選書ツアーは、学生が実際に書店を訪れ、「図書館に置いてほしい本」を自らの視点で選ぶ企画です。今回も、参加した学生それぞれの関心や興味が反映された、様々なジャンルの本が選ばれました。

展示では、ツアー参加者が選書した本と共に、学生による推薦コメントも紹介しています。どのような思いでその本が選ばれたのか、コメントを読みながら本をご覧いただくことで、より一層楽しんでいただけると思います。

なお、展示中の本は貸出も可能です。(禁帯出資料を除く)
ぜひ手に取ってご覧いただき、ご利用ください。

 




いろんな歩き方

海外旅行ガイドブックの定番と言えば「地球の歩き方」。コロナ禍で廃刊?と心配になってしまいましたが、これを機に方向を広げ、食べ物、名所など1テーマでまとめたシリーズや、日本各地域のガイドが発刊され、より充実したものとなりました。そして、「地球の歩き方 愛知」も発刊。発売時に話題になり、ニュース番組にも特集され書店にもずらりと並んでいましたね。こちらは名工大図書館にも所蔵があります。

愛知県って観光する所そんなにあるの?と思いきや、名古屋だけでなく、すべての市町村を網羅しており、知らなかった愛知県の情報が満載で驚きです。他県から来た人はもちろん、生まれ育った人にもおすすめです。ただかなり分厚く持って帰るのにはちょっと重いので、館内での勉強の合間に読むのもいいかもしれません。

このほかに名工大図書館では世界の道、駅、料理、ジョジョの奇妙な冒険(!)などテーマを絞った、色々な歩き方シリーズを所蔵しています。旅行の予定を立てる際、ぜひ活用してください!

配架場所:図書館南館3F国際交流コーナー