名古屋工業大学図書館報「@Library」

「@Library」は、名古屋工業大学図書館のブログ版図書館報です。詳細は、http://profile.hatena.ne.jp/nitlib/ をご覧ください。

学生の「おすすめ図書」

「書類・手帳・ノート」の整理術 : 図解ミスが少ない人は必ずやっている

 小西七重, 池田秀之編集・執筆 サンクチュアリ出版  2010.2

 請求記号:336.55||Ko75   図書ID:6014280

メモを取らずに予定を忘れてしまう。
締め切りを守れない。
必要なときに必要なものが見つからない。
後回しにしていたことを忘れてしまう。
などのミスはこの本で解決できます。 ファイリング術や手帳術、ノート術はこれまできちんと教わったことがある人は少ないと思います。この本は社会人向けに書かれているものですが、学生の内から整理術を身につけることで、課題や研究の質も良くなると思うのでぜひ読んでみてください。
 
                              (創造工学プログラム)

 

「ガウディとサグラダ・ファミリア展」

名古屋市美術館で「ガウディとサグラダ・ファミリア展(2023.12.19-2024.3.10)」がはじまりました。
ガウディ研究第一人者でこの展覧会の学術監修者の鳥居徳敏氏は、名古屋工業大学建築学科の卒業生でいらっしゃるそうです。
図書館カウンター前に鳥居氏のご著書/訳書を集めています(貸出可)。

 

教職員の「おすすめ図書」

小寺紗千子先生                          (電気・機械工学専攻 電気電子分野  /  准教授)

物理数学の直観的方法 : 理工系で学ぶ数学「難所突破」の特効薬. 普及版

長沼伸一郎著 講談社 2011.9

請求記号:421.5||N 16   図書ID:6008016 

工学系の科目を勉強をする際に必須となるのが、行列やベクトルをはじめとする 数学となりますが、工学部の学生さんたちは、それらの理論を理解するというよりかは、 ツールとして使用するために、直観的なイメージをつかむことが大事になることが多々あります。 この本は、ありそうでなかった数学的な概念の直観的なイメージ化を提供してくれる 一冊となります。これまで数学が苦手だった方も、この本で考え方が変わるかもしれません。

 

学生スタッフによる展示「図書館で働いていなかったら知らなかった本」

 

図書館で働く学生スタッフは、図書を書架に並べたり、図書に背ラベルを貼ったり、図書館カウンターで図書の貸出・返却をしたりといった様々な仕事を行う中で、自分の勉強・研究のために普段使っているものとは全く違う本に触れる機会がたくさんあります。
そこで、「図書館で働いていなかったら知らなかった本」というテーマで、図書館での仕事の中で発見した「こんなのあるって、知らなかった!」「みんなが知らないなんてもったいない!」という本を選んでもらいました。図書館で働いていないとなかなか知ることがない図書・触れることがない図書を紹介する展示を行っていますので、新着図書コーナー横の展示机で、ぜひご覧ください。

実は5年前にも、「SAじゃなかったら絶対に知らなかった図書館の本」というテーマで展示を行っています。併せてご覧ください。

nitlib.hateblo.jp

 

 

 

学生の「おすすめ図書」

はじめての宇宙工学

 鈴木弘一著 森北出版  2007.4 

 請求記号538.9||Su 96   図書ID:1313394

国際宇宙ステーションには巨大なソーラーパネルが搭載されていますが、同じぐらいの面積の「放熱板」が搭載されていることはご存知でしょうか?宇宙では大気が存在しないため、回収したエネルギーを赤外線として放出するために必要なのだそうです。この本は工学的な観点から宇宙という過酷な環境に対して、人間がどのように立ち向かっているのかを教えてくれます。一歩踏み込んだ知識から、宇宙への興味がそそられる一冊です。
 
                    (電気・機械工学系プログラム)

 

 

数理造形展示

10月より、数学の平澤美可三教授にご協力いただき数理造形のテーマ展示をしています。図書館入館ゲートの正面に、様々な立体が吊り下がっているのを見ていただけたでしょうか?

正多面体~複合多面体などを折り紙で立体化したものからスタートし、11月3週目からは平澤教授にお借りした新しい立体も追加しています。

正12面体の内部に、正4面体や正6面体が5個はまった立体あり、枠のみ、枠なし、ねじれありなどのバリエーションもあります。

ブログ担当Kは、小さいころ折り紙がわりと好きだった子どもでしたが、今回の展示で、数学や化学とのかかわりが深いこと、Origamiの愛好家が世界中にいてとんでもない立体を作っていること、工学やデザインの世界で「折り」が幅広く活用されていることなど、知らなかった世界を垣間見ているところです。

多面体

今後もしばらく、数理造形展示が続きます。どんな立体が出てくるかお楽しみに。

 

募集 募集は終了しました!
来年の干支、辰・龍の折り紙を募集します。(ドラゴンも可)
図書館カウンターまでご提出ください(平日8:30~17:00のみ受付)。年が明けたら図書館に飾ります。
注)基本折ってあること、多少壊れてもOKなこと、学内の方であること

 

○参考文献

・平澤美可三(2021). 4次元正多面体入門. 数学セミナー, 9, 8-15

折る幾何学 前川淳著 日本評論社 1332063 414||Ma 27

多面体百科 宮崎興二著 丸善出版 1336562 414.13||Mi 88

 

○折り紙に関する過去の記事

nitlib.hateblo.jp

 

 

図書館屋上アート

2号館1Fに設置されているF+GALLERYにて、菅隆紀さんの作品が展示されています。ARTFUL CAMPUS

図書館屋上アート

9月中、菅さんは名工大図書館の屋上に通って作品制作されていました。(注:通常、屋上は入れません)
図書館の職員は全容がわからないまま、4階の窓から白ペンキで何かが描かれている様を眺めるばかり。F+GALLERYで公開されているドローン動画を見てはじめて、「すごいことになっている!」ことがわかりました。

10月30日、2号館11Fラウンジで行われた菅さんのアーティストトークを聞きに出かけました。
菅さんが今年、ナバホ族の村にてナバホのサンドペイントやナバホの神話をモチーフにした作品を制作したこと、図書館屋上とナバホで制作された作品はどちらも直径30メートルで、モチーフにも関連性があることなど。
思いもかけず、壮大なアートが頭上に描かれていることに驚きました。

ドローン動画を見て、工学的なニュートン・リングと菅さんの描かれた有機的なサークルとの連続性のようなものがおもしろいなと思ったのですが、菅さんもニュートン・リングに興味を持たれたのだそう。
この2つの円を見るためには、上空から見るしかなく(2号館ラウンジから見てもよくわからないです)、また、屋上の作品も今後消えてしまう予定なので、ドローンで撮影された画像と動画をぜひ見ていただきたいです。

F+GALLERYでの菅さんの展示は12月24日までの予定です。

※図書館屋上アート画像はARTFUL CAMPUSより掲載許可をいただきました。