名古屋工業大学図書館報「@Library」

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名工大図書館の魅力と新体験・新発見 ーインターンシップ体験記

(南山高等学校女子部からインターンシップに来られました)

 

今回私は2日間名工大図書館にインターンシップに来させていただきました。その中で一部ですがお仕事を体験させていただく中で驚いたことがたくさんあるので、驚いたこと、発見したことを中心に書こうと思います。

初めに図書館の中を案内していただいたときに、何よりもまず自動貸出・返却機の存在に驚きました。学校の図書館にそんなものはありませんし、名古屋市の図書館でも本を借りたいときは必ずカウンターへ行って司書さんにバーコードを読み取ってもらうということが当たり前だったので、バーコードはいらないし数冊まとめて一瞬で読み取ってくれる機械に驚きました。その便利な機械のおかげでカウンターは閑古鳥が鳴いていてカウンター業務の体験をすることはできませんでしたが、特別な本はカウンターが請け負って、自分で借りられるものは自分の手で行うことができるのは、人見知りの私にも優しい良いシステムだなと感じました。

目録業務も少し体験させていただいて、図書館内での本の登録方法について学びました。本の背に請求番号があり、本にはバーコードがついている。そこまでは司書さんがいつもやってくださっているのだなと知っていましたが、そこから蔵書検索ができるシステム、ましてやバーコードなしで本のデータを読み取る機能に至っては出会ったばかりで未知の領域だったので新鮮でした。

普段何気なく図書館で蔵書検索をしていますが、よくよく考えてみると最初にどんな本があるかの情報がなければいくら調べようとしても出てきません。新しく本を配架するためには本を購入してから装備を整え、本の情報を登録して利用者が利用できる状態にするまでいくつもの段階を踏んでいることを学びました。また、本の読み取りをするICタグについても図書館の出入り口で本が正しく貸し出されているか判断する機械に利用されていると知り、初めてたまに利用する図書館でよくわからずそのまま通っていたゲートの役割を知りました。こうした作業やシステムついては図書館を利用しているだけでは見ることができないと思うので、今回のインターンシップで知ることができて良かったです。

他にも返本する際には学校の図書館の単行本の棚を全て合わせたくらいあるのではないかというくらいの量の理系の本(日本十進分類法の400番台)を見たり、可動式の書庫があったり見たことのないものをたくさん見ることができました。

最近は図書館から少し足が遠のいていましたが、展示のことや図書のことなどたくさん教えていただいたことで、陰で色々な人のおかげで図書館が成り立っていることや図書館の魅力を思い出し、図書館はやっぱり良い場所だな、また通いたいなと思いました。