先日こんな新聞記事を見つけました。
「サンタって本当？→うそをつかぬために 94歳経済学者が考える答え」 朝日新聞デジタル 2022年12月18日
https://digital.asahi.com/articles/ASQDJ5JYXQDHULEI00D.html?iref=pc_ss_date_article
この「94歳の経済学者」は暉峻淑子さんという方です。
ご存じの方も多いかもしれませんが、私が暉峻さんを知ったのは、たしか大学三年生くらいのとき、恩師から提示された課題図書の1つに暉峻さんの「豊かさとは何か」（岩波新書1989）があったことがきっかけでした。
この記事を読み、「自然にとって、人間にとって、自分にとって「豊かさ」ってなんだったっけ？」と大学生の時以来改めて考えています。
たしかあの頃は、1999年にILO（国際労働機関）が提言した「ディーセント・ワーク」（https://www.ilo.org/tokyo/about-ilo/decent-work/lang--ja/index.htm）についても恩師と議論していた記憶があります。
誰もが誰かのサンタさんでありたいと思える世の中はきっと豊かな世の中だ、
と感じられる人が一人でも多くいたらいいのにな、と感じたあの頃からだいぶ時が流れましたが、やはり「豊さ」の本質は変わっていないように感じます。
皆さんにとって「豊かさ」とは何でしょうか。
一度考えてみると結構悩むと思いますが、一考の価値はあると思います。
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暉峻淑子著 岩波書店 1989.9
請求記号:304||Te 77 図書ID:1214739
