名古屋工業大学図書館報「@Library」

「@Library」は、名古屋工業大学図書館のブログ版図書館報です。詳細は、http://profile.hatena.ne.jp/nitlib/ をご覧ください。

学生の「おすすめ図書」

 お鍋を囲む
(情報工学専攻/博士前期課程2年)

企業の研究者をめざす皆さんへ

丸山宏著 近代科学社 2009.10
請求記号:507.6||Ma 59 図書ID:6010640

IBM東京基礎研究所で活躍された著者による本で、
「研究の成果をどのようにアピールするかを事前に良く考えてから研究をして欲しい」
「自分が心から納得できないことはなかなか実践できない」など、
研究する上で非常に重要な心得がまとめられています。
これから大学で研究する人にとっても役立つ言葉が載っています。
ぜひ読んでみてはいかがでしょうか。

たまにはミステリーなどいかがですか?

オキザリスとビオラの花 

ケネディ国際空港からタクシーに乗った出張帰りの男女が忽然と消えた。
それはおぞましい連続殺人事件の幕あけだった。

NY市警が捜査協力を要請したのは、科学捜査の専門家リンカーン・ライム。

リンカーン・ライムは事故に遭い、脚と腕は動かず、唯一動かすことができるのは左手の薬指のみ。
けれど、彼は犯行現場に残る微量な証拠から、犯人を突き止めることができる類い稀なる頭脳の持ち主である。
彼と共に犯人を追うのは、NY市警のまっすぐな性格のアメリア・サックス。
対照的な二人が力を合わせ、犯人を追っていく・・・。


本を開くと直ぐに恐ろしい事件が起こります。
あまりの恐ろしさに以前は読むのを断念してしまったほどです。
今回は怖いもの見たさが勝ち、読み始めると一気に読みきってしまいました。
次から次へと起こるいろいろな事に、ドキドキと恐怖感は止まりません。

勇気のある方、手にとってみてはいかがでしょう。

Y.K.(学術情報課)

ボーン・コレクター

ジェフリー・ディーヴァー著 池田真紀子訳 文藝春秋 2003.5ビオラの花
請求記号:933.7||D 51||1 図書ID: 6010534(上)
請求記号:933.7||D 51||2 図書ID: 6010535(下)

生協学生委員会 本紹介コーナー【テーマ:THIS IS 平成~これが平成です~】

展示の様子

生協学生委員会のみなさんによる本紹介コーナー。
2月の新たな展示に合わせて、ブログ記事を書いてもらいました。

テストも終わりに近づき、いよいよ春休みですね。
2か月の長い休みを彩るために、生協学生委員会から読書の提案です。

ただいま図書館北館1階にて『THIS IS 平成~これが平成です~』というタイトルで本の企画展示を行っています。
『TSUGUMI』『ハリー・ポッター』などの平成を彩ったベストセラーに加え、『日本代表とMr.Children』『平成オタク30年史』といった平成の文化を振り返る本などを集めました。
本の内容のみならず、その本が発売された時代や世相に思いを馳せながら残り少ない平成時代を楽しんでみてはいかがでしょうか。
本の発売年に起きた主な出来事をまとめたPOPにも是非注目してみてください。 

*本紹介コーナーは、図書館北館1階に設置されています。
(ただし人気の本ばかりなので既に貸出中のものも多数・・・ちなみに予約も出来ますよ!)

学生の「おすすめ図書」

サイクリングの途中

(電気・機械工学専攻/博士前期課程2年)

宇宙エレベーター : 宇宙旅行を可能にする新技術

石川憲二著 オーム社 2010.2
請求記号:538.9||I 76 図書ID:1325263

宇宙ビジネスの需要が高まっている昨今。
より一層強い関心を集めているのが宇宙エレベーターです。
SF作品にも頻繁に登場する夢のような技術でしたが、近年は実現に向けて熱心に研究されています。
これが完成すると、気軽に宇宙に行けるようになるかもしれません。

 

この本を読めば、そんな新時代がどこまで来ているのかを知ることができます。
宇宙エレベーターは果たして実現可能なのか、是非あなたの目でお確かめ下さい。

なりはひとしての図書館

先日、名工大図書館に、期間限定で2人の新人スタッフがやってきました。
市内中学校からの職場体験実習生です!


それぞれ、図書館や本が好きで、実習先に名工大図書館を選んで
くれました。ようこそ~

初日のご挨拶は緊張の面持ちでしたが…。

カウンター業務や返本、図書の装備、PCでの掲示づくり、はたまた        大学図書館についての講義まで、盛りだくさんの内容でしたが、          最後まで頑張ってくれました。
作業の様子

今なら、彼らの手による雑誌展示「2018をふりかえる」も図書館ゲート正面の    展示スペースでご覧いただけます。手書きポップのそこかしこに、中学生らしく  瑞々しい感性が。
雑誌展示「2018をふりかえる」
どうでしょう、これまでとは違う図書館の姿や、「働く」ことを
体感できたかな?

実習生の未来に思い馳せつつ★ますますのご成長を期待しています!!

学生の「おすすめ図書」

機器の写真

(物質工学専攻/博士前期課程2年)

コンスタンティノープルの陥落

塩野七生著 新潮社 2009.1
請求記号:913.6||Sh 75 図書ID:6009679

高校で歴史を学ぶ際、このような出来事は一行で終わってしまうものですが、実際にはこの本のように数百ページをかけて語られるべきものです。
様々な人物の視点から時系列順に語られる内容はとても読みやすく、一つの歴史を小説のように読んでいく事ができます。
また、コンスタンティノープルとは現在のイスタンブールですので、トルコ旅行の前に読んでおくと良いと思います。

図書館の椅子

名古屋市美術館「アルヴァ・アアルトーもうひとつの自然」に行って来ました。
「アルヴァ・アアルト」はフィンランドの建築家ですが、建築に関する資料だけでなく、アアルトがデザインした家具や照明器具も展示されています。

 

木製の丸い座面で、脚が3本あって重ねられる椅子のオリジナルは、アアルトのデザインなんですね。
↓  展示作品紹介ページの真ん中あたりに掲載されている「スツール 60」という椅子です。
http://www.art-museum.city.nagoya.jp/aalto/sakuhin

 

展覧会から帰ってきてから知ったのですが、この椅子は、ヴィープリ(ヴィーボルク)市立図書館用に作られたとのことです。背がないから閲覧席用じゃないですよね?
図書館でアアルトの本を探したら、この椅子が講義室やカウンターに置かれている写真がありました。
必要な所にぽんぽん置けて、保管にも場所を取らない椅子。現代の大学には欠かせないラーニング・コモンズに最適かも。
本学のラーニング・コモンズ「LI:NCs(リンクス)」で想像してみる・・・スペースの隅にスタッキングしてあったりしたら素敵!でも背は欲しいですかね。いやいや、背にもたれたりせず、アクティブな学習を促進するかも。

 

図書館にはどんな椅子があるといいと思います

 

本学図書館南館の古い閲覧椅子は、天童木工製です。すっきりしたデザインで、他の新しい閲覧椅子より軽いです。
元々の座面はビニールですが、クッションがへたってきたので、クッションを取り換え布地に張り替えています。
ビニールだと汚れも拭きやすいの管理しやすいですが、冬は布の方が、座る時にお尻がヒヤッとしないかと思い、布にしました。
休憩スペースのオットマン付きのリクライニング椅子は、閲覧席で靴を脱いで足を持ち上げている人が多かったので、足を休めるために置きました。
色々考えて、椅子を用意していますが、使い心地はいかがでしょ

 

 

--------------------- アアルトの椅子が載っている図書・雑誌 ---------------------

 

>>図書

アルヴァ・アアルト作品集 第1巻
 エリサ・アアルト, カール・フライク編 ; 武藤章訳 A.D.A.EDITA Tokyo 1979
 請求記号:520.8||A 41||1 図書ID:1146313

木の名作椅子
 島崎信, 生活デザインミュージアム [著] 枻出版社 2004.8
 請求記号:758||U 96||3 図書ID:1299281

建築家の椅子111脚
 SD編集部編 鹿島出版会 1997.4
 請求記号:758||Ke 41 図書ID:1300523

名作椅子の由来図典 :年表&系統図付き : 歴史の流れがひと目でわかる
 西川栄明著 ; 坂口和歌子イラスト 誠文堂新光社 2015.1
 請求記号:758||N 83 図書ID:1326173

 

>>雑誌

Casa brutus
 Vol.210 2017年9月号
 南館1F ブラウジングコーナー