仕事帰りにふらりと立ち寄った本屋さんで、文庫本を2冊買いました。
そのときに、はたと気づいたのです。文庫本を買うのは久しぶりだと。
そのときに、はたと気づいたのです。文庫本を買うのは久しぶりだと。
図書館で働いていると、さぞ本が好きで図書館にもよく行くのでしょうと思われがちなのですが、私の場合、地域の図書館へ足を向けるようになったのは、そんなに遠い時期のことではありません。
それまでの私にとって、本は大方「買うもの」でした。
それまでの私にとって、本は大方「買うもの」でした。
それが、「図書館で借りる」という手段を得て、本屋さんでの買い物も変わってきました。「買う」か「買わない」しかなかった選択肢に厚み、広がりができて心の葛藤が軽減され、気持ちにもゆとりができたように思います。
図書館で借りて読めればいいかなという本が明らかになってくると、おもしろいことに、買いたい本もはっきりとしてくるのですね。反対に、図書館で出会って心から気に入った本を買い求めたこともあります。好きなときに好きなペースで読むという自由を好む自分には馴染まないものだと思っていた返却期限も、実際に本を借りてみるとそれほど負担に感じないのでした。期限があることで、本のことをきちんと意識して一冊一冊と向き合えるようになったことは、むしろ大きな収穫でした。
図書館で借りて読めればいいかなという本が明らかになってくると、おもしろいことに、買いたい本もはっきりとしてくるのですね。反対に、図書館で出会って心から気に入った本を買い求めたこともあります。好きなときに好きなペースで読むという自由を好む自分には馴染まないものだと思っていた返却期限も、実際に本を借りてみるとそれほど負担に感じないのでした。期限があることで、本のことをきちんと意識して一冊一冊と向き合えるようになったことは、むしろ大きな収穫でした。
図書館が日常の一部となり、読書量が増えたとか読むものの幅が広がったというような範囲にとどまらず、生活に新たなリズムが生まれ、自分の行動や意識、考え方にまで深く影響を受けていることに気づかされてちょっとした驚きを感じています。
----------- 関連図書紹介(図書館にあります!)-------------------
≪読書≫
● ぼくはこんな本を読んできた : 立花式読書論、読書術、書斎論
立花隆著 文藝春秋, 1995.12
請求記号:019.1||Ta 13 図書ID:1252908
●科学者の本棚 : 「鉄腕アトム」から「ユークリッド原論」まで
「科学」編集部編 岩波書店, 2011.9
請求記号:019.9||Ka 16 図書ID:1315006
百目鬼恭三郎著 新潮社, 1985.8
請求記号:019||D 85 図書ID:1187264
朝日新聞学芸部編 朝日新聞社, 1994.8
請求記号:019||Y 81 図書ID:1244626
小林康夫, 山本泰編 東京大学出版会, 2005.3
請求記号:019.9||Ky 7 図書ID:1300555
≪図書館≫
パイインターナショナル, 2014.12
請求記号:012||Se 22 図書ID:1334704
エクスナレッジ, 2014.1
請求記号:010.2||Se 22 図書ID:1323836