名古屋工業大学附属図書館報「@Library」

「@Library」は、名古屋工業大学附属図書館のブログ版図書館報です。詳細は、http://profile.hatena.ne.jp/nitlib/ をご覧ください。

教職員のおすすめ図書

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森山 甲一先生(情報工学教育類 知能情報分野/准教授)

クリティカル進化 (シンカー) 論 : 『OL進化論』で学ぶ思考の技法
道田泰司 宮本博章 秋月りす 北大路書房 1999.4
請求記号:141.5||Mi 13 図書ID:1291090

4コママンガ「OL進化論」をベースにした、
クリティカルシンキング(批判的思考)の入門書です。
特に、人間の考え方の癖とその落とし穴について、
マンガを例に用いて分かりやすく説明してくれます。

 

クリシンは、大学内での研究はもちろんのこと、
これから皆さんが社会に出て行く際に、
文理問わず各分野で必要となる能力ですので、
その第一歩として読んでみることをオススメします。

学生選書ツアー2017

7月5日(水)に、三省堂書店名古屋本店にて、
学生選書ツアーを開催しました。
選書ツアーとは、学生が図書館に置いて欲しい本を
書店で選ぶことができるイベントです。
今回、参加者10名が計179冊の本を選んでくれました。

選書した図書は、図書館1階に展示しています。
貸出もできますので、ぜひご利用ください。

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選書ツアー参加者の感想をご紹介します。

自分で図書館に置く本を選べるイベントがあることを初めて知り、
選書ツアーに参加させていただきました。
僕は自分の専門分野の本や店頭で目に留まった本、
豆知識のように話題にできそうな本を選んでみました。
個人的に書店に行くときは自分の趣味に関係する本しか見ないのですが、
様々な分野から本を選出するにあたって他の専門分野に関連する本と
触れ合うことができるため、自分の知見を広げることが
出来たように
感じました。
心置きなく興味を持った本を選ぶことが出来る貴重な体験を
することができ、とても楽しかったです。
機会があればまた参加したいと思います。
自分の選んだ本を図書館で多くの人に読んでもらい、
興味を持ってもらえるのを楽しみにしています。

選書ツアーに参加するのは今回が初めてでした。
主に野草などの図鑑や言語についての本、化学についての本といった、
自分に興味があり、他の人にも読んでもらいたい本を選びました。
事前にどんな本を選ぼうかネットで調べてはいたのですが、
当日、大きな書店を実際に歩いてみると、今まで気がつかなかった
様々な分野の本に出会うことができ、大変楽しかったです。
あれもこれもと見ているうちにあっという間に時間が来てしまいました。
また、他の参加者の選んだ本を見るのも楽しかったです。
私の知らない、色々な種類の本が集まっていくのは、
本好きにはわくわくするものでした。
来年も機会があれば、ぜひ参加したいと思います。

 

選書ツアーは、学生の皆さんが自分で図書館に置く本を選ぶことができる
貴重な機会です。
興味を持ってくださった方、ぜひ次回の選書ツアー(※2018年7月予定)にご参加ください。

図書館実習生による企画展示

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8月21日~8月25日の間、愛知淑徳大学より司書資格取得を目指す
学生を受け入れ、図書館で実習を行いました。
今年も実習の一環として、展示の企画・設営を行いましたので、
実習生のみなさんに、展示を紹介する記事を書いてもらいました。

図書館実習の一環として、企画展示をすることになりました。
テーマは「博物館を巡ろう」です。
もうすぐ秋ですね。
秋といえば、食欲の秋、運動の秋、そして文化の秋です。
そこで、文化を身近に学べる場として博物館を紹介しようと思います。
愛知県にはたくさんの博物館がありますし、
県外へ目を向けてもたくさんあります。
博物館を紹介する本から、博物館学を学べるような本まで展示しました。
ぜひ手に取って中身を確かめ、
本や知識を片手にお近くの博物館へ足を運んでみてはいかがでしょうか。

**展示は新着図書コーナー横のスペースにて行っています**

キミにきめた!

名工大図書館は夏休み期間中、平日のみ・夕方16:45までの開館となって
おりますので、お気をつけください。

ところで、小学生がいるわが家はひと足先に夏休みモードですが、
この季節の定番の一つにポケモン映画があります。
ポケモンにかすらなかった世代の私も、毎夏の映画に加え、
TVアニメシリーズ(とある動画配信サービス)を毎日3話ずつ
視聴する日々が続いたために、
いつしかポケモンに黙っていられない大人になってしまいました…。
小学生が20年前のアニメにはまり、
おじいちゃんがポケモンGOに夢中という不思議な光景にも、
テクノロジーの力を感じてしまいます。

アニメのポケモンは、キャラクターもさることながら、
ポケモンの住む疑似的な自然界を主人公と一緒に旅する素朴な感覚が魅力です。
発見に満ちた冒険からやっと帰ってきたと思いきや、
数日内に旅立ってしまうサトシを、ママも止められません。
(新シリーズを始めないといけないので…)
現実には、ずっと旅、あいかわらず10歳、というわけにはいきませんが、
夏休みくらいはサトシのようなアツいノリで、
ちょっと旅にも出てみたいですね。


【ポケモン関連の雑誌記事(図書館で読める)】

野村 達雄. Interview 『ポケモンGO』はどこへ向かうのか 米ナイアンティック 『ポケモンGO』開発リーダー 野村達雄 (特集 時代を読む115テーマ 2017年大予. 破壊され生まれ変わる世界と日本) -- (スマホ後のIT新潮流). 週刊東洋経済. Weekly toyo keizai. 2017-12-31. 6702. p.102-103
 http://ci.nii.ac.jp/naid/40021038570/
 図書館(ブラウジング)


将来展望 ARとVRのハードは融合 88gのVR HMDが先兵 (Breakthrough 特集 主役交代 スマホからARグラスへ). 日経エレクトロニクス. 2016-11. 1173. p.50-52
 http://ci.nii.ac.jp/naid/40020993800/
 図書館(ブラウジング)、日経BP記事検索


矢田 真理. ポケモンGOが開くゲームの未来 今はビジネスモデルの転換期. エコノミスト. 2016-10-18. 94(42). p.76-77
 http://ci.nii.ac.jp/naid/40020952315/
 図書館(ブラウジング)


ポケモンGOの衝撃. 情報処理. 2016-10-15. 57(11). p.1068-1077
 http://ci.nii.ac.jp/naid/40020988828/
 図書館(雑誌開架):540||シ||4

# やっぱりポケモンGOばかりでした

図書館で働く身として

子供が小学校の図書室から週に一回本を借りてきます。
「国語(図書)」という授業で、授業時間内は読書をして、
1冊選んで借りて持ち帰るというものです。
(6年間ずっとあるそうです。)

ボランティアさんによる読み聞かせや、
学級文庫、古い図書のリサイクル・・・
小学校はあの手この手で子供たちに本に慣れ親しんでもらおうと
いろいろと企画していますが、
自宅では借りてきた本を読んでいるのを見たことがない
(漫画かゲームの攻略本しか読まない)ので、
今のところ効果には個人差がありそうです。

とはいえ、図書館で働く身としては
そんな活動の中から「本を読むのって結構面白い」
そう思ってくれる児童が一人でも多く出るといいなと願っています。

名工大図書館も皆さんに読書を楽しんでほしい、
もっと図書館に親しみを持ってもらいたい、そう考えています。
展示や選書ツアーなどのイベント、このブログ等々、
小学校に負けないよう、これからも利用者の皆さんに興味を持って
もらえるような魅力的なことを考えていきたいです。

学生の「おすすめ図書」

f:id:nitlib:20170728142711j:plain(物理工学専攻/博士前期課程1年)

深夜特急
沢木耕太郎著 新潮社 1994
請求記号:915.6||Sa 94||1 図書ID:6003909

海外旅行に行く前に、ホテルの予約を取って、
何をしに行くのかをある程度決めておくのが普通だと思います。
しかし、一人旅をするのであれば、
飛行機のチケットだけ取っておけば後は何とかなるだろうと、
この本を読めばそう思うようになります。
この本に書かれている一人旅は30年以上前のことなので、
今から作者と同じ体験ができるとは思えませんが、
一人旅をしたいなあという気持ちにはなれると思います。

うなぎで磨く感受性?

私たち愛知県の人間からすると、うなぎといえば一色町ですよね。
一色町は西尾市と合併しましたから(2011年4月1日だそうです)、
今では西尾の特産品というべきかもしれませんね。

ということで、今回はうなぎ……ではなく西尾とゆかりのある詩人、
茨木のり子さんを紹介したいと思います。

茨木のり子さんは1926年生まれで、2006年に亡くなりました。
西尾では、6歳から17歳ころまで過ごしたそうですが、
(現西尾高校の卒業生とのことです)
満州事変が1931年(5歳)、日米開戦が1941年(15歳)、
終戦が1945年(19歳)ですから、
青春の大切な時間を戦争と隣り合わせで過ごしたわけで、
物資的にも精神的にも、
うなぎを食べるような余裕はなかったかもしれません…。

でも、それでも、茨木さんの詩はとってもすがすがしいんです。
すごく有名ですが、『自分の感受性くらい』はぜひ一度読んでください。
(残念ながら本学の図書館にはないようです…)

「ぱさぱさに乾いてゆく心を
ひとのせいにはするな」

から始まり

「自分の感受性くらい
自分で守れ
ばかものよ」
 (茨木のり子『自分の感受性くらい(花神社、1977年)』より)

で終わるわずか230文字足らずの詩ですが、きっとグッときます。

今年の土用の丑の日は2回あり、次は8月6日だそうですね。
今年はぜひ、西尾一色産のうなぎを食べながら
茨木さんの詩に思いをはせてみてください。
感受性が磨かれるかもしれませんよ!?