名古屋工業大学図書館報「@Library」

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最近の円安と図書館

このところ毎日為替レートの「円安」がニュースになっています。
実際どのくらい円安がすすんでいるかというと、1年前の2021年秋は対USドルが平均112~113円程度、対ユーロが平均120~131円程度、そのもう1年前2020年の秋は対USドルが平均103~104円程度、対ユーロが平均122~125円程度でしたので、対USドルが150円に前後という状況は、すごくすごくすご~~く円安になったというかんじです。去年の今頃1ドル150円は想像していませんでした。

外国ジャーナルのうち1月~12月の1年間で契約するものは10月・11月に翌年分の金額が決まります(USドル建ての原価×為替レート)。もちろん価格決定には外の要素もありますが、為替レートの影響は多大なものがあります。
単純に計算してみます。例えば原価2万USドルのタイトルだったら、1USドル=150円の場合300万円、1USドル=130円の場合260万円、1USドル=110円の場合220万円、為替レートだけで下手すると数十万円の差がでてきます。これが10タイトルあったら数百万円の差、20タイトルあったら・・・。