名古屋工業大学図書館報「@Library」

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当たり前が奇跡

「ありがとう」の対義語(反対語)は「あたりまえ」なのだそうです。
「ありがとう」を漢字で書くと「有難う」。
「有り難い」、まれである、めったにない。
めったにない事にめぐりあう。
すなわち
「奇跡」ということですね。

私たちは毎日起こる出来事を当たり前だと思って過ごしています。
「毎朝目覚めるのがあたりまえ」
「食事ができるのがあたりまえ」
「息ができるのがあたりまえ」
「朝陽が昇り、夕日が沈むのがあたりまえ」
「朝、家族が出かけ、夕方帰るのがあたりまえ」
そして
「生きているのがあたりまえ」

誰しも今日と同じ日が明日も繰り返されると思う。
今日、誰かと出会い、話し、笑い、食事をして仕事ができる。
こんな当たり前だと思うことが本当は「奇跡」の連続なのです。

コロナ禍の中で、これまで当たり前だったことが当たり前でなくなる現実を少しずつ感じ始めた今、生きて出会うという「奇跡」の連続に「ありがとう」を言わずにいられません。

 

There are only two ways to live your life. One is as though nothing is a miracle.
 The other is as though everything is a miracle.

 人生は二つの道しかない。一つは、奇跡など全く存在しないかのように生きること、もう一つは、すべてが奇跡であるかのように生きることだ。
(数々の名言を残した物理学者、アルベルト・アインシュタインの言葉です。)

 

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私たちが当たり前のようにこの世界に存在していることは実は大きな奇跡だったのです。
是非、この本を読んで宇宙の様々な物理定数パラメータの奇跡を感じてください。

なぜか宇宙はちょうどいい : この世界を創った奇跡のパラメータ22
松原隆彦著 誠文堂新光社 2020.11
請求記号:440.12||Ma 73 図書ID:1342059

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名工大出身の物理学者、志村史夫(しむら ふみお)先生、監修・編訳です。

アインシュタイン人生を変える言葉101
アインシュタイン [著] ; 志村史夫監修・編訳 宝島社 2016.3
請求記号:289.3||E 39 図書ID:6013091

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