石井成先生(社会工学教育類・経営システム分野、社会工学専攻・経営システム分野/助教)
佐藤健太郎 新潮社 2013.7
請求記号:435.6||Sa 85 図書ID:1337752
化学を専門とするサイエンスライターである著者が、炭素を含む種々の化合物と人間の文明・歴史との関わりについて著した書籍です。炭素は地球上に重量比で0.08%しか存在しない元素ですが、これを含む化合物は全化合物の実に8割に及び、食料として、嗜好品として、またエネルギー源として、人間の活動には欠かせない役割を果たして来ました。重要な役割を果たすが故に、本書では「人類史は炭素争奪戦だ」とまで評しています。また余談ですが、著者は国道愛好家でもあり、国道に関する書籍も何冊か上梓しています。こちらもおすすめです。