水野稔久先生
(生命・応用化学専攻 生命・物質化学分野 / 准教授)
濱口 桂一郎 著 岩波新書 新赤版 2021.9
請求記号:366.021||H23 図書ID:6013560
学部あるいは大学院卒業後は一般企業に就職していく方が大半と思うのですが、学生さんが就職活動を始める前に、一度読んでみると良いかなと思いこの書籍を紹介いたします。昨今世間を賑わしている「ジョブ型雇用」とは何かという説明から、旧来の日本に特徴的な「メンバーシップ型雇用」やOJT、そのほかの就活用語に加え、日本のこれまでの就職関連の行政施策の歴史、関連する法律関連、さらに他国との就職の慣習比較などに関してまで、元労働省(現厚生労働省)官僚の著者が読みやすく紹介をされています。世界情勢は混沌としてきて将来の日本の位置付けの予想も難しい昨今ですが、企業における自分の活かし方も多様化していくと考えられます。普段の講義や研究室での研究活動に加えて、このような情報も知って就活には臨むと良いと思います。