名古屋工業大学図書館報「@Library」

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「最新テクノロジー活用プログラム」参加レポート

先日、「最新テクノロジー活用プログラム」という
国立大学法人等情報化連絡協議会主催の研修に
参加してきました。
この研修は、情報化推進に係わる職員の
資質向上を目的として毎年開催されており、
今年は品川の日本マイクロソフト本社にて行われました。
前日の夕方は、ゲリラ豪雨で電車は運転見合わせ、
名古屋市が豪雨で冠水とのニュースが流れ、
当日の朝も雨で東海道新幹線(新横浜〜小田原間)が
ストップするなど、一時はどうなることかと思いましたが、
午後開催ということもあって
何とか品川駅へたどり着くことができました。
当日のプログラムは、Windows系、Cloud系、Officeツアーの
3つのセッションからなります。
今回はOfficeツアーについてレポートしたいと思います。
本社ビルは地上31階、
執務場所は基本的にフリーアドレス(約60%)で、
仕事に応じて大部屋の空きデスク、ディスカッションエリア、
防音個室等から自由に選び、各自のPCやタブレットを持って
移動して仕事をします。
19階にはカフェやソファでゆったりとくつろげるスペースが
設置されています。
社内のITサポート部署は、
サービスカウンターとして一箇所に集約され、
30人程度のメンバーが数人のグループに分かれて
対応していました。
プリンタは、基本的にペーパーレスのため設置台数が最小限。
設置場所へ出向いてIC社員証をかざさないと印刷されないので、
手間がかかることから、印刷枚数が抑えられているとのことです。
このほか、ゴミの分別マークが分かりやすくなっていて、
各エリア同じゴミステーションを設置することにより、
誰でも同じように簡単に分別できるよう創意工夫されています。
30〜31階はショールームで、
センスの良い家具、什器が配置されています。
ラーニング・コモンズ※の参考になると雑談していたところ、
担当の方から大学図書館関係者が
見学に訪れることもあるとの話も伺いました。
全体としては、最先端を行く一流のIT企業ということで、
ただ感心するばかりだったのですが、
自由度も規模も大きいラーニング・コモンズ的なイメージが
強く心に残りました。

<参考>
日本マイクロソフトが目指すワークプレイスとワークスタイル(日本マイクロソフト本社ホームページより)
http://www.microsoft.com/ja-jp/mscorp/msjapan/default.aspx
※ラーニング・コモンズとは、複数の学生が集まり、
 電子資料を含めた様々な情報資源を用いて、議論を進めていく
 学習スタイルを可能にする場を提供するものです。