太田忠司さんをご存知でしょうか。
職業は推理作家、そして名工大の卒業生でいらっしゃいます。
名工大の卒業生には、各方面で活躍されている方が
たくさんいらっしゃいますが、作家になられた方がいるなんて!
私も、ある先生に教えていただくまで全く知りませんでした。
太田さんのウェブサイトのプロフィールによると、
1959年名古屋市生まれ。
名古屋工業大学電気工学科を卒業。
1981年、大学在学中に投稿したショートショート『帰郷』が
「星新一ショートショート・コンテスト」で優秀作に選ばれる。
その後、会社勤めをしながら執筆を続け、
1990年に長編ミステリ『僕の殺人』を上梓。専業作家となる。
名古屋市在住。
ご本人もおっしゃっていますが、推理作家といわれてはいるものの、
いろいろな作品を手掛けていらっしゃることがわかります。
作家としての出発点であるショートショートをはじめ、
長編もあれば短編もあります。
シリーズものも何作かあって、
『新宿少年探偵団』は映画化もされています。
ジャンルでいえばミステリーはもちろん、SFにホラーなども。
一般向け(ということばが正しいかどうかわかりませんが)の作品もあれば、
児童向けのものやヤングアダルトを想定読者とする
ジュブナイルミステリーも発表されていたりと、
一つの枠にとどまることなく活躍されているようです。
こんなに多彩な作品がそろっていたら、どんな人にも
自分に合った、あるいは好みの作品が見つかりそうな気がします。
謎解きが大好きという人は言うに及ばず、
普段あまり本を読まないという人も
ショートショートなら気軽に読めそうです。
残念ながら名工大の図書館で所蔵する太田さんの本はごく一部です。
興味を持った方は、公共図書館や本屋さんものぞいてみてください。
インターネット上で読める作品もありますよ。お試しあれ。
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カウンター前の@Libraryコーナーに、理工系出身の小説家による
小説を集めました。ぜひ手に取ってみてください。
※名工大の図書館にも、小説はあります。小説は分類番号(背ラベルの
番号です)が900番台となり、北館1Fの集密書庫に並んでいます。