名古屋工業大学図書館報「@Library」

「@Library」は、名古屋工業大学図書館のブログ版図書館報です。詳細は、http://profile.hatena.ne.jp/nitlib/ をご覧ください。

図書館実習生による企画展示

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8月22日~8月26日の間、愛知淑徳大学より司書資格取得を目指す
学生を受け入れ、図書館で実習を行っています。
今年も実習の一環として、展示の企画・設営を行いましたので、
実習生さんに、展示を紹介する記事を書いてもらいました。

図書館実習の一環で、図書館一階の一角に企画展示を行いました。

テーマは「食欲の秋」です。

夏バテで食欲のない今の時期こそ、しっかり栄養を取ることが大切です。
一人暮らし向けのレシピから、おしゃれなカフェごはんが載っている本、
和食の作り方を英語で解説している本まで揃えました。

料理に関連した、小説、世界のキッチン、季節の器などについての本も
併せてご覧ください。

「食欲の秋」を機に、料理を作ってみたり、
キッチンや食器に興味を持ったりしてみてはいかがでしょうか。

**展示は新着図書コーナー横のスペースにて行っています**

ポケモンGOで疲れたあなたに

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最初のころより落ち着いたとはいえ、
「ポケモンGO」はまだまだ流行っていますね。
学内でもポケモンが発見されているようですし、
名工大前の鶴舞公園は聖地と呼ばれていると聞きました。
(レアポケモンが出るとか出ないとか)

ところで、「ポケモンGO」以外にも
たくさんの魅力的なアプリがあるスマホ、
夢中になりすぎて疲れてしまうこと、ありませんか?
そんな時はこちらの本をご一読。
スマホ症候群」に気をつけて! : ストレートネック、こり、痛み、しびれ…スマホ依存のカラダが危ない!! / 木津直昭著   

すぐにできる簡単なストレッチなどの紹介もあり、
スマホ症候群の予防にもよさそうです。

かくいう自分はスマホユーザーではないため
(図書館内ガラケー率高めです。)
「ポケモンGO」をプレイすることはできませんが、
最新作「サン・ムーン」についてはすでに予約済みです。

教職員のおすすめ図書

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石川 有香先生(社会工学専攻/教授)

広げる知の世界 : 大学でのまなびのレッスン
北尾謙治[ほか]著 ひつじ書房 2005.5
請求記号:377.15||H 71 図書ID:1329175

高校までは、教科書で習った知識を暗記し、
できる限り多くの問題を解くことが学習の中心でした。
ところが大学では、教科書で習ったことに加えて、
関連の図書やインターネットから収集した文献を読んで、
自分の考えをまとめ、レポートを書いたり、
プレゼンテーションを行ったりすることが中心となります。
本書は、大学での学習を効果的に行うための「マニュアル本」ですが、
付属のCDには、プレゼンのコツが収録されており、
大学上級生や院生も、必見です。

教職員のおすすめ図書

渡辺 友見(学術情報課)

山で正しく道に迷う本
昆正和著 日刊工業新聞社 2013.11
請求記号: 786.1||Ko 71  図書ID:6006996

今年から国民の祝日に、8月11日の「山の日」が加わりました。
普段は割とインドア派な私ですが、登山には憧れを抱いていて、
山の日が出来たなら山に行かないとね!という
安易な発想からこの本を手に取ったのです。
あと、タイトルにある「正しく迷う」とは一体どういうことなのか、
というのも気になった理由のひとつ。

いわゆる、具体的な山の名前が挙げてあって、
登山ルートが載っていて・・・という本では全くないです。
まずは山で道に迷わないようにするにはどうすればよいか。
それでも道に迷ってしまった時にはどうしたらよいか。
その他、登山にまつわる心がけるべきことが、
著者の経験を元にかなり具体的に書かれています。

とはいえ、夏休みに山へ出かける計画はまだないので、
ビバーク(野宿)は・・・という内容なんかはちょっとハードルが高い。
ただ、途中で道に迷ってしまった時、
引き返せない人がいる。それは何故か?という話は、
普段の生活の中で何かを判断する時にも通じることがあるし、
計画→実行→反省→改善を習慣づける、という項目は
リスクマネジメントの考え方として登山以外のことにも活用できそう。

 

何より、登山ってこんなに総合的な人間力を試されるものなのか、
ということが分かって面白かったです。
登山愛好家への見方も変わる一冊。

学生の「おすすめ図書」

f:id:nitlib:20160725153249j:plain(社会工学専攻/博士前期課程2年)

雑談力が上がる話し方 : 30秒でうちとける会話のルール
齋藤孝著 ダイヤモンド社  2010.4
請求番号:809.2||Sa 25 図書ID:6008078

人と話すのが苦手、初対面の人だと気まずくなる。
年上の先輩、同じクラスだけどめったに話さない人など、
ちょっと話しかけたいと思っても、
「何も話すことが思いつかない…。」なんてことありますよね。
この本を読めば、誰でも気軽にどんな相手ともうちとけられる!
…かもしれません。
借りてちょこっと読むのにおススメです。

教職員のおすすめ図書

山口 陽子(学術情報課)

Build the future
西澤 丞著 太田出版 2010.5
請求記号:407.6||N 87 図書ID:1329166

表紙の大蛇のような建造物の迫力に圧倒されて
つい手に取ってしまった一冊ですが、
建造物のデザインが美しく、
装置の知識がなくても国内研究の最先端技術が垣間見れる
大人の社会見学のような一冊です。

撮影を希望してから許可を取って実際に撮影するまで2年かかった装置や、
タイミングがずれたら二度と撮影できなかった装置など、
普段目にすることのない巨大建造物のかなり貴重な写真ばかりです。

今はまだ実験装置ですが、近い将来、
これらの装置が私たちの生活に関わるものになるかもしれないと思うと
ちょっとわくわくしてきませんか?


そしてとっても余談ですが、ドラマ「下町ロケット」の撮影で
使われた場所も載っているみたいです。

興味のある方は手に取って探してみてください。

教職員のおすすめ図書

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 石川 有香先生(社会工学専攻/教授)

舟を編む
三浦しをん 光文社 2011.9
請求記号:913.6||Mi 67 図書ID:1316765

「ことば」を「ことば」だけで説明することは、
予想以上に困難な作業です。
たとえば、「右」は、どのように説明すればよいのでしょうか。
「箸やペンを持つ方」という説明もできそうですが、
左利きの人の場合を考えると十分とは言えません。
本書は、さまざまな使用例を収集して、
適切な定義をひとつひとつ組み立てていく
「辞書づくり」に魅せられた人々の物語です。
なお、「右」の定義は本書にありますが、手持ちの辞書でもご確認ください。