名古屋工業大学図書館報「@Library」

「@Library」は、名古屋工業大学図書館のブログ版図書館報です。詳細は、http://profile.hatena.ne.jp/nitlib/ をご覧ください。

青空文庫

 新型コロナウイルス感染症だけでなく毎日続く雨のため、外出をためらう人も多いと思います。毎日家で過ごしていて、ゲームもテレビも飽きた!暇!という皆さんに、青空文庫という電子図書館を紹介します。

https://www.aozora.gr.jp/

  青空文庫では、著作権の消滅した作品(著者の死後70年経過(2018年末までは著者の死後50年経過))あるいは「自由に読んでもらってかまわない」とされた作品が、ボランティアの手によって電子化され、インターネット上で無料公開されています。

 夏目漱石、太宰治、宮沢賢治といった日本を代表する作家だけでなく、アンデルセンやドイルなどの海外作家の翻訳作品も読めます。

 2020年6月のアクセスランキングを見たところ(ランキングがたびたび出てくるブログです)、芥川竜之介「羅生門」がランキングNo.1でした。2位以下も横綱級の作品が続きます。

https://www.aozora.gr.jp/access_ranking/2020_06_xhtml.html

 著作権の消滅した作品が中心のため公開されているものは過去の作品が多いですが、作家一覧を見ていたところ、名工大図書館でも多数所蔵している「数学ガール」シリーズやプログラミングの本でお馴染みの結城浩氏のお名前があって、驚きました(「自由に読んでもらってかまわない」枠ですね)。オー・ヘンリーなどの小説を翻訳されたものが読めます。

  なお、この春以降ブログでたびたび紹介しているとおり、図書館では電子ブックを続々と購入しています。学習用の科学・工学に関する図書が中心ですが、今年度はそれだけでなく、3月末までは岩波書店「現代人の教養」100冊も読めるようになりました。

名工大で購入した電子ブックは、EZproxyまたはシボレス認証(学認)により、自宅のPC・スマホから利用可能です。

http://www.lib.nitech.ac.jp/guide/for-on.html#remort

 

青空文庫や電子ブックで、読書の梅雨を過ごしてみてはいかがでしょうか。