松野 美海先生
( 留学生センター・基礎教育類/准教授)
小林隆・澤村美幸 岩波書店 2014
請求記号:818||Ko 12 図書ID:6011999
ある人の話の進め方が、個性ではなく、方言かも…と考えたことはあるでしょうか。本書はあいさつ、話の展開の仕方、感情を言葉にするかなど、個性の反映だと考えられてきたり、注目されてこなかったりしたことが、実は方言によって異なるということを、具体的なデータを示して主張するものです。さらにそのような地域差が生まれた社会的要因の考察も行われます。自分が思う「当たり前」はそれほど「当たり前」ではないことに、言葉をきっかけに気づかせてくれる図書です。