良い本は、人類の財産として、その内容を共有したいものです。
日本語で書かれた本ならばすぐに読めますが、
外国語で書かれた本の場合、誰かが訳してくれるのを待つか、
自ら原書に挑戦するしかありません。
世界中で出版された優れた学術書は和訳され、日本国内で流通しています。
図書館で貸出ランキング上位の「ボルハルト・ショアー 現代有機化学」などは、
複数冊所蔵していることもあり、昨年度100回以上も借りられています。
研究の世界では、和訳を待つことなく、原書にあたることもあるでしょう。
皆さんの授業でも、外国語で書かれた定評のある書籍の翻訳書を、
教科書として使っている科目もあるのではないでしょうか。
今回、共通科目や必須科目で、
シラバスに教科書・参考書として挙げられている翻訳書を、
原書と並べて展示しました。
見比べてみることで、英語の勉強になるかもしれませんし、
新たな発見があるかもしれません。
ぜひ、図書館カウンター前の展示コーナーにて、手に取ってみてください。