名古屋工業大学附属図書館報「@Library」

「@Library」は、名古屋工業大学附属図書館のブログ版図書館報です。詳細は、http://profile.hatena.ne.jp/nitlib/ をご覧ください。

辞書の「まえがき」を読む

紙の辞書だと、巻頭の「まえがき」等で編集方針が語られていたりします。
電子辞書だと「ヘルプ」のメニュー内にあることが多いのでしょうか?
私の電子辞書やiPhoneのアプリはそうなっています。

ヘルプメニューの中に見出しの表記法の解説等と並んで、
「まえがき」や「序文」があり、
「努力と汗の結晶として」とか「型破りとも言える冒険もしたが」とか、
編集者の辞書作りへの熱い思いが語られています。
(「まえがき」がない辞書もありますが。)

国語辞典の編纂を題材とした三浦しをんの小説
「舟を編む」(映画化もされましたね)を読んだ方には、
これらの編集者の言葉にぐっとくるのではないでしょうか?

「舟を編む」 三浦しをん著  光文社

 請求記号:913.6||Mi 67  図書ID:1316765

それなのに「ヘルプ」に入っているなんて、
使用者になかなか気づいてもらえないと思うので、
ぜひ、辞書のトップ画面から編集方針に入れるつくりにした方がいいと思います!
というのは、辞書・事典が好きな者の個人的な思いですが、
「ヘルプ」にはその辞書が収録する語の範囲や特色が示されています。

ある辞典では、該当語の数え方(火炎瓶は1本・・・)を掲載し、
ある辞典では、季語にはそのことを記号で示す(甘酒は夏の季語)とか、
辞書によって収録されている情報に違いがあることがわかります。

お持ちの辞書のまえがきや解説を見たことのない方は一読されると、
「へーこんなこと載ってたんだー」という発見があるかもしれません。