名古屋工業大学附属図書館報「@Library」

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近代デジタルライブラリー

国立国会図書館では、明治以降に刊行された所蔵資料をデジタル化し、
著作権処理済みのものを「近代デジタルライブラリー」で無料公開していますが、
今回は、このデータベースで見つけた資料を紹介したいと思います。
「近代デジタルライブラリー」は、目次から検索することができます。
キーワード:「名古屋高等工業学校」
で検索したところ、147件ヒットしました。
その中から、2件を紹介します。


1)高等工業学校入学の要領 / 中上川義一郎 著
出版者:富勘書院
出版年:昭和13年

学科の紹介入試問題の傾向、合格率を解説し、
また、どのように学校を選んだらよいか、勉強方法(80点を目指して勉強しなさい)、
入試当日の心構え(2時間位人より多く睡眠をとりなさい)など具体的で、
当時の受験生には大変役にたったのではないでしょうか?
ちなみに、「名古屋高等工業学校」に関しては、
「本校の創立は明治三十八年で文字通りの古武士だ。
従って多数の先輩は地元名古屋は勿論、
神戸、大阪等にまで雄飛して今や社会の重要なる役割を演じつつある。」
入試については
「・・・形式的にも實質的にもヴアラエテーに富んだ出題法である 
此れは中等學校時代眞劍に各科目に亘って準備した勤勉な學生を採ろうと云う
本校の意のある所であらう。」
と書かれています。

2)最も完全なる官立学校入学試験問題集 明治38年度 / 中島優二編
出版者:近世社
出版年:明治39年

今の受験参考書にあるような書名ですね。
名高工の問題は次のとおり。
「国語漢文」3題、 「英文」5題、 「歴史」2題、 「地理」6題、 「数学」8題
「博物」3題、 「物理」3題、 「化学」3題、 「幾何画法」4題、 「自在画」 1題
こちらからみれます。

1)の図書は、昭和前期の資料ですが、そこで書かれているように、
この明治の試験問題集でも他の工業学校に比べて、名高工は入試の科目数が多いようです。

名高工は、1944年に名古屋工業専門学校と改称されますが、
1945年の空襲で校舎の大半が燃えてしまいました。
このため、名高工に関する資料は図書館にほとんどありません。


「近代デジタルライブラリー」等を調査して、本学に関する資料を見つけたら、
またこの場でお知らせしたいと思います。