名古屋工業大学図書館報「@Library」

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トロンプ・ルイユ

先日、横浜在住の友人に会いに行った際、少し足をのばして「東京トリックアート迷宮館」に行ってきました。

みなさんトリックアートってご存知ですか?
トロンプ・ルイユとも呼ばれますが、人間の目の錯覚を利用した作品のことです。
平面画を立体的に見せたり、3次元ではありえない建築物を描いていたり…。

マウリッツ・エッシャーの作品はとても有名ですよね。
「滝」はみなさんどこかで一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。
また、日常生活の中でもトロンプ・ルイユが用いられていたりするんです。
例えば喫茶店など、壁面が鏡張りになったお店ってよくありますよね。
この鏡には、同じような座席が並んだフロアの面積を倍増して感じさせる効果があるんですって。
これも確かに一種のトロンプ・ルイユですね。
さらに、トロンプ・ルイユとはちょっと違う原理らしいですが、錯視は種類も多くて面白いですよ。

「錯視の科学館」というHPでは、いろいろな種類の錯視が紹介されています。
文字列傾斜錯視なんて、実際は真っ直ぐだと頭で理解していても、目は騙されちゃうんですよね。
本当に不思議!
みなさんも不思議な目の錯覚を楽しんでみてはいかがでしょう。

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南館2F@Libraryコーナーでは、エッシャーの図集や錯視、視覚認知に関する図書を置いています。