名古屋工業大学図書館報「@Library」

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スポーツの秋です


先日、『夏から夏へ(佐藤多佳子著)』を読みました。
文庫化を待って購入したもので、3回くらい読み直していますが、
世界陸上大邱大会を機に、再読したものです。
この図書は、2007年の世界陸上大阪大会でアジア新記録を出した
4×100mリレーのスポーツドキュメントです。
「第1部 世界陸上大阪大会のドキュメント」、
「第2部 リレーメンバーとその周囲の人々のインタビュー」の2部構成になっています。
走る前、最中、後での選手たちの気持ちや、メンバーのお互いへの
敬意、また日本のトップ選手になるまでのそれぞれのルーツが
わかりやすく記してあり、走ることを大変苦手とする私でも一緒に熱くなりました。
このリレーメンバーは、その後2008年北京オリンピックで銅メダル
獲得という快挙を成しています。
図書の発行は2008年7月、私が書店で目にしたのは北京オリンピック後の
8月下旬でしたので、目にした流れで立ち読みした後思ったのは、
「なんてタイムリーな発刊だったのだ!」ということと、
「北京前に読みたかった!」ということでした。
自分がやったことのある競技を観戦する意欲はあっても、全く未知の
スポーツを見たいとはなかなか思いません(ルールもわからないし!)。
でも、小説(映画、漫画を含む)や選手の著作などを読むことにより、
選手に共感したり、その競技のおもしろさに気がついたりして、試合を見てみたくなります。
(今回『夏から夏へ』を再読し、陸上試合を生観戦したくなりました。)
また、自分が活動しているなどよく知っているスポーツについて書かれた
本を読んでみても、新たな発見があるかもしれません。
今は折よく、読書の秋、スポーツの秋です。
この機会に、スポーツ関連本を通して、新たな世界を知ってみませんか?
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南館2F@Libraryコーナーでは、スポーツ関連の図書や、雑誌「Number」のバックナンバーを集めました!