名古屋工業大学図書館報「@Library」

「@Library」は、名古屋工業大学図書館のブログ版図書館報です。詳細は、http://profile.hatena.ne.jp/nitlib/ をご覧ください。

読書で旅を

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梅雨が明け、いよいよ本格的な夏到来です。
夏休みの予定は決まっていますか?

今回の展示では、世界・日本各地の旅行ガイドや名所案内をはじめ、
読むと旅行気分を味わえる旅行記・紀行文、旅先が舞台の小説などを集めました。

 忙しくて旅行ができないという方も、
まずは図書館の本で、色々な「旅」を体験してみてください。

VR

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2016年は「VR元年」と呼ばれた年のようで、
VRのテレビゲームがたくさん話題になりました。
私も昨年、栄のソニーストアーで、プレステのVRを体験しました。
そこそこ売れるかなと思っていましたが、
意外と普及していません。(自分も周りも持ってる人がいない。)
しかしVRはゲームではなく、仕事でいろいろな活用が
始まっていることをコンピュータの雑誌で目にして
やはり、2016年は「VR元年」だったようです。
VRを活用した(ほかにもARやMRなどありますが)
さまざまなソフトの開発は、どんどん進むようなので、
開発系を勉強する人は面白いかもしれませんね。

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VRについて、図書館には例えばこんな本があります。
その他にも名工大OPACで検索してみてください。

VRコンテンツ最前線
: 事例でわかる費用規模・制作工程・スタッフ構成・制作ノウハウ

VRビジネスの衝撃 : 「仮想世界」が巨大マネーを生む

教職員のおすすめ図書

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齋木 悠先生(電気・機械工学教育類機械工学分野/助教)

工学は何をめざすのか : 東京大学工学部は考える
中島尚正 東京大学出版会 2000. 6
請求記号:504||Ko 24 図書ID:1278924

20世紀の技術革新は文明を大きく発展させましたが、
一方で、環境汚染や資源枯渇など多くの問題も遺しました。
この本は、大量生産・大量消費という過去の工学の体系を振り返りつつ、
21世紀における工学の在り方について書かれたものになります。
分野は色々ですが、私達はみな工学に携わる者です。
社会に必要とされる本物のエンジニアになるために、
ぜひ一読されると良いと思います。
卒業論文の背景を執筆する際にも参考になります。

生協学生委員会による企画展示

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今年度も生協学生委員会による企画として、おすすめ図書紹介の展示を
していただけることになりました。
7月の展示に合わせて、ブログ記事を書いてもらいました。

「生協学生委員会 本プロジェクト」として、
図書館の1階のスペースをお借りし、
本紹介企画「涼書 涼所~本で旅しませんか~
をさせていただけることになりました。

夏に読みたくなる本
涼しくなれる本
旅行本
などの本を学生から集めました。

身も心も涼しくなるような本、
実際に旅行に出てみたくなる本。

ぜひみなさんにお勧めしたい本ばかり選びました。

一冊一冊についたPOPを参考にあなたのお気に入りの本をみつけてください。
今年の夏は読書に時間を費やしてみるのはいかがでしょうか?

*生協学生委員会の企画によるおすすめ図書紹介の展示は、
 図書館北館1階カウンター前のスペースにて行っています

学生の「おすすめ図書」

f:id:nitlib:20170628142227j:plain(情報工学専攻/博士前期課程1年)

直感力を高める数学脳のつくりかた
バーバラ・オークリー著 ; 沼尻由起子訳 河出書房新社 2016.5
請求記号:371.41||O 11 図書ID:1331950

時々、「数学に強い人」がいるのに気づくことがある。
その人達と「数学に弱い人」との差はなんだろうか?
世間では数学に対するセンスや才能の差だといわれがちであるが、
勉強方法の効率に差があるのかもしれない。
私が紹介する「直感力を高める 数学脳のつくりかた」は、
数学や科学に対する効率的な学習方法を紹介する良書である。
本書に目を通せば、
夜遅くまで問題と課題に向き合いながら戦う必要がなくなるかもしれない。

謎の海底サメ王国

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梅雨の真っただ中ですが、暑い日もある今日この頃。
本格的な夏まであと少しですね。
夏といえば、海!ということで、
今回は海にちなんだ図書館のコレクションをご紹介します。


ところで少し前の話ですが、メガマウスという巨大な深海サメが、
千葉県館山市と三重県尾鷲市で捕獲されたニュースを覚えていますか?
「深海」や「深海の生物」についてはまだまだ謎が多く、
このメガマウスについても例外ではありません。
あんな大きなサメが、どんなところでどんな風に暮らしているんだろう?
深海ってどんな場所なんだろう?
と興味を持った方もあるかと思います。


そんな方にご紹介したいのが「謎の海底サメ王国」というDVDです。

映像の舞台は静岡県の相模湾と駿河湾。
ここでNHKの撮影スタッフがサメ研究のスペシャリストらとともに、
前代未聞の撮影プロジェクトに挑む様子が描かれています。

「深海の生物」たちのダイナミックな映像の連続で、
よくぞここまで撮れたなぁと感心してしまいました。
それもこれも、撮影チームの経験や知識、
それに忍耐力と偶然がもたらした産物。
DVDに付属しているパンフレットにはNHKディレクターの撮影秘話もあり、
これを併せて読むと撮影がいかに大変だったかが分かります。

映像にはメガマウス以外のサメも登場します。
特にミツクリザメの“飛び出す口”はド迫力!
また巨大なカグラザメのおかげで他の「深海の生物」たちの暮らしも分かり、
なかなか興味深い内容でした。


このDVDは図書館1階の情報検索コーナーの横にある、
視聴覚資料コーナーに置いてあります。
DVDのケースには中身が入っていないので、
学生証と一緒にカウンターまでお持ちください。
2FにあるAVコーナーで視聴することができます。


謎の海底サメ王国
請求記号:400||N 59 資料ID:6006592


みなさんも、暗くて深い海の底、覗いてみませんか?

学生の「おすすめ図書」

f:id:nitlib:20170608140628j:plain(生命・応用化学専攻/博士前期課程1年)

死なないやつら : 極限から考える「生命とは何か」
長沼毅著 講談社 2013.12
請求記号:460.4||N 16 図書ID:6008075

誰かに、君に生命はある?と尋ねられると、
イエスという回答が浮かぶだろうし、
コップやハサミを差し出されて、これは生命?と尋ねられると、
ノーという回答が浮かぶだろう。
私達は直感的に「生命」というものを理解していながら、
いざ「生命とは何か?」と尋ねられると回答することは難しい。
「生命とは何か?」という問いに様々な極限世界でも死なずに
生きているやつらの能力とともに考えていく一冊である。
生物好きな方にぜひ。