名古屋工業大学図書館報「@Library」

「@Library」は、名古屋工業大学図書館のブログ版図書館報です。詳細は、http://profile.hatena.ne.jp/nitlib/ をご覧ください。

2017年度選書ツアー参加者を募集しています!

         

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   附属図書館では、購入する図書を書店で一緒に選ぶ、選書ツアーの参加者を募集しています。
 読みたいと思っていた本、オススメのあの本を、図書館に置いてもらえるチャンスです!
(※漫画、ライトノベルズ、視聴覚資料、雑誌など、一部購入対象外のものがあります。)

 昨年度の選書ツアー関連記事は、こちら →  “選書ツアー” )

 

 参加申し込みの詳細は、図書館ウェブサイト をご覧ください。
 本学学生の皆さんのご参加を、お待ちしています。

 

 

 

 

 

学生の「おすすめ図書」

f:id:nitlib:20170525095017j:plain(電気・機械工学専攻/博士前期課程2年)

社会で活躍するためのロジカル・ライティング : 自己分析と文章力の養成
西谷尚徳著  弘文堂 2016.4
請求記号:816.5||N 86 図書ID:6009596

この本では、作文・レポート・ES(エントリーシート)・小論文

という4つの章立てで、
分かりやすい文章の作成方法について述べられています。
そのため、レポート課題のある学部生から、
論文執筆に挑戦する大学院生、
趣味で文章を書きたい方まで、幅広い方におすすめの一冊です。
また、ESの章では文章作成のみならず、
社会人基礎力や自己分析についても述べられているため、
就職活動のバイブルとして活用できる点も特徴です。

貸出用傘のこと

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気温がぐっと上がり、暑い日が続いていますね。
なんだか既に夏のような気がしてしまいますが、
間もなく梅雨がやってきます。

雨が多くなると大活躍するのが傘ですが、
突然の雨や、出掛ける時に持ってくるのを忘れてしまった方のために
図書館では貸出用傘を用意しています。

貸出希望の方は、貸出傘管理簿に名前等を記入していただいたうえで、
傘の貸出をしますので、図書館カウンターのスタッフまでお声かけください。

ただし、貸出用傘の数がとても少ないです。
というのも、残念ながら貸出した傘が返却されないことが多く、
どんどん数が減ってしまいました。
(以前は10本ほどあったのですが…)

本当に困ったときに、困っている人が貸出用傘を利用できるように
利用後の傘は、必ず図書館カウンターまで返却するようご協力ください。
よろしくお願いします!

学生の「おすすめ図書」

f:id:nitlib:20170509155907j:plain(情報工学専攻/博士前期課程2年)

AVRマイコン・リファレンス・ブック
: AVRのCPUアーキテクチャ, 豊富な内蔵周辺機能を詳細解説

山根彰著 CQ出版 2006.4
請求記号:548.2||Y 36 図書ID:

電子工作においてマイコンは切っても切れない関係にあります。
マイコンはハードウェアの制御を行う部分で、
これを用いることで様々な動きを実現することができます。
今回はマイコンの種類の一つであるAVRの使い方に関する書籍を紹介します。
AVRに関する書籍は少ないですが、
その中でこの書籍はAVRを詳細に説明しており、
これがあればAVRについて深く学ぶことができる1冊となっています。

どうぞよろしく

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新年度が始まってひと月あまりになります。
はじめましての皆さんも、少しずつ図書館に馴染んできたころでしょうか。

使えば使うほど図書館のことがわかってくると同時に、
新たな疑問が生じたり、さまざまなものごとに気づくようになる
ということもあるのではないでしょうか。
例えばこんな疑問、ありませんか。
「もくもくと本を書架に戻しているあの人は職員? それとも学生?」

じつは図書館では、
いわゆる一般の職員と一緒に学生スタッフも仕事をしています。
夜間の図書館を支えてくれている学生アルバイトスタッフと、
主に日中、図書館の裏方でさまざまな業務にあたってくれている
SA(スチューデント・アシスタント)のスタッフです。
ここ数年、SAを経験したのち、さらに学生アルバイトとして
図書館に関わってくれるスタッフも多くなり、
とてもうれしく、心強く思っているところです。

また、利用者の皆さんにぜひ知っていただきたいのが、
SAスタッフによる新着図書掲示板です。
学生の目線で書かれた本の紹介コメントはとても読み応えがありますし、
毎回工夫を凝らして掲示板をつくり上げています。
新着図書掲示板は1階のちょうど北館と南館の境あたりに置かれていて、
新着図書コーナーと連動して更新していますので、
図書館に来る楽しみの一つにしていただけたらうれしいです。

困りごとが出てきたとき、
近くに彼らの姿を見かけたらどうぞ声をかけてください。
きっと親身になってくれますよ。
とはいえ、この4月から働き始めたビギナースタッフもいますので、
あたたかく見守っていただきつつ、彼らの仕事にも
大いに注目していただきたいと思います。

教育用端末の場所(図書館周辺編)

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新学期が始まりました。
大学のそばの鶴舞公園は少し前にポケモンの聖地として
有名になりましたが、桜の名所としても有名な場所です。
お花見、されましたか?

さて、前期授業開始にあたり、履修登録・確認で
教育用端末を利用する機会が増えているかと思います。
ご存知の通り、図書館には1階の検索コーナーに8台と、
2階のパソコンコーナーとメディア室に66台、計74台ありますが、
授業後などは大変混雑していて使えない場合もあります。

そんな時におススメなのが、
図書館2階の連絡通路からも入れるLI:NCs(リンクス)です。

春休み期間にLI:NCsのエレベータ横にPCエリアが新設されました。
台数は10台と少ないのですが、
今のところ、図書館内の端末よりは混雑していないようです。
オンデマンドプリンタもあります。

そして、学期末のレポート提出時期に嬉しい情報をひとつ。
LI:NCsは図書館より5分早くOPENします。

ということは、
1限の授業で提出するレポートを当日の朝にプリントアウトする場合、
LI:NCsでプリントアウトすれば、今までより5分ゆとりができます。
ただし、授業やイベントなどでLI:NCsが使われる場合は
ご利用いただけませんので、ご注意ください。

授業やイベントなどの情報は
NITech Hall内のデジタルサイネージをご確認ください。

工学エリートの卵たちへ <図書館からのメッセージ>

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附属図書館長 内匠 逸

 

ご入学・ご進学、誠におめでとうございます。
ひとつ上のステップに登り、新しい視野がひらけてきていませんか。
決して足元ばかりを見ないで、成長する毎に見え方が変化してゆく
周囲の状景を楽しみつつ、次のステップにつなげて頂きたいと思います。

さて、工学を自らの専門分野として選択された皆さんには、
第4次産業革命 (Industrie 4.0) による超スマート社会 (Society 5.0) の実現などの
言葉が届いていることでしょう。
石炭をエネルギー源とする工場の機械化(第1次)、
石油・電力をエネルギー源とする大量生産ラインの導入(第2次)、
電子工学と情報工学による生産ラインの自動化(第3次)と
段階的に世界の工業生産性が高まり、
多くのエネルギーを消費しつつ人々の生活が豊かになってきました。
それとは裏腹に、地球環境が悪化してきていますし、
人類の高齢化が進展しています。
この局面において、サイバー空間の膨大な情報処理能力を実空間に融合させ、
工場全体のスマート化を図る第4次産業革命が動き始めています。
この動きの中で、生産、流通、消費、交通、居住、など人々の生活を支える
全ての社会活動が横断的で高い視点から最適化された超スマート社会が
実現されようとしています。

第1次産業革命に始まる社会の変革は工学の歴史でもあります。
すなわち、これから超スマート社会を作り牽引して行くのは、まさに皆さんです。
超スマート社会のための喫緊の重要技術として、
IoT (Internet of Things)、ビッグデータ、人工知能(AI)、セキュリティなどが
挙げられていますが、第4次産業革命の本質、超スマート社会実現の鍵は、
やはり皆さん一人ひとりが専攻する研究領域にあります。
とはいえ、その専門領域を極めようとする過程において、
情報学の研究成果、知見や技法を利用すると、
自らの研究の進捗が速やかであったり、不要な試行の時間を節約できたりします。
情報学はメタサイエンスの一つとも言われ、全ての工学分野をサポートし、
加速させる学問として、数学と同様に不可欠なものとなってきました。

本学の附属図書館は、構成員である皆さんの情報収集のお手伝いをすることを
第一義としています。
従前より工学の専門図書を多数所蔵してきましたが、昨今それに加えて、
電子ジャーナルというオンラインの論文集の閲覧サービスを行っています。
自らの専門領域が情報学でないとしても、
附属図書館で電子ジャーナルを読んで広く知識を吸収し、
研究のための足腰を強固に鍛えて頂くことを期待しております。
附属図書館は、皆さんを知識の面から支援して参りますので、
積極的に足を運んで頂きご利用くださいますようお待ちしております。