名古屋工業大学図書館報「@Library」

「@Library」は、名古屋工業大学図書館のブログ版図書館報です。詳細は、http://profile.hatena.ne.jp/nitlib/ をご覧ください。

教職員のおすすめ図書

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井手 直樹先生(物理工学教育類材料機能分野/准教授)

世界の日本人ジョーク集
早坂隆著 中央公論新社  2006.1
請求記号:361.42||H 47 図書ID:6009031

ジョークは時に会話の潤滑油になりますので、
まずは定番ネタでも仕込んでおこうと、
軽い動機でジョーク集を探していたときに見つけたのがこの本です。
世界のジョークから日本人が見えてくる、というのがこの本の趣旨で、
日本人をあざ笑う話もあれば、
日本人の勤勉さや技術力をリスペクトして自国を笑いの対象にする話もあり、
良くも悪くも日本人の特徴をよく捉えたジョークが満載です。
続編もありますが、個人的にはこちらがオススメです。

歴代おすすめ図書全部

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名古屋工業大学ブログ版附属図書館報「@Library」では、
これまで、教職員・学生の「おすすめ図書」記事を、
多く掲載してきました。
そのおすすめ図書数は、約50冊!
今回、歴代おすすめ図書全部を、展示してみました。
「おすすめ図書」記事も一緒に掲示しましたので、
ぜひご覧ください。

※「おすすめ図書」記事は、[カテゴリー:オススメ図書]で一覧が出ます。
http://nitlib.hateblo.jp/archive/category/%E3%82%AA%E3%82%B9%E3%82%B9%E3%83%A1%E5%9B%B3%E6%9B%B8

生協学生委員 本紹介コーナー【テーマ:実演コーナー】

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生協学生委員のみなさんによる本紹介コーナー
1月の新たな展示に合わせて、ブログ記事を書いてもらいました。

新年明けましておめでとうございます。
連日寒さが続きますが、いかがお過ごしでしょうか。

生協学生委員会本プロジェクトとして、
図書館2階の棚をお借りし、
毎月テーマに沿った本の紹介コーナーを企画させていただいています。

今月1月は、これまでのテーマと少し異なり
実演コーナーを企画いたしました。

今回は「実演コーナー」ということで、
実際に行ったり、作ったり……と、
日常生活で活用していただける本を集めました。
また、実際に作成したものを展示しました。

結晶の作り方から
デザインのためレイアウト
分子モデル、建築物、多面体の折り紙
掃除の仕方
ビールの正しい飲み方
まで……

ぜひ皆さんに実践していただきたい本ばかりをご紹介しました。

趣味として、勉強の息抜きとして、実践してみてはいかがでしょうか。
構造の理解に、日常生活に、役立てられること間違いなしです。

図書館に来られた際には、ぜひお立ち寄りください。

*本紹介コーナーは、図書館南館2階のステンドグラス前の棚に
設置されています。

学生の「おすすめ図書」

f:id:nitlib:20161227134025j:plain(物質工学専攻/博士前期課程2年)

また、同じ夢をみていた
住野よる著 双葉社 2016.2
請求記号: 913.6||Su 63  図書ID: 1329093

奈ノ花は小学校の授業で「幸せとは何か?」を考えていました。
物語で出会う3人の「友達」とのふれあいの中で
それぞれの幸せに関する考えを聞き、
この難しい問いの自分なりの答えを見つけていきます。
あなたは今幸せですか。
読んだ後になんだか心が少し温かくなる作品です。
奈ノ花の口癖であるスヌーピーのチャーリー・ブラウンをまねた、
人生を比喩で例えた表現も見どころの1つです。

破損してしまった本

図書館で勉強しようと本を開いたら、ページが破れていた。
図書館の本を借りて読もうとしたら、ページが取れていた。
なんてことに、遭遇したことはありませんか?
もしくは、本を手にとった時に、
「この本、古くてボロボロだし、壊れそうだなぁ」
と感じたことがあるかもしれません。

図書館の本は、どうしても傷みやすく、
故意でなくても破損してしまうことがあります。
多くの学生の皆さんに必要とされている図書ほどなおさらです。

そういった破損本はどうしているかというと、
図書館員が専用の用品を使って補修しています。
傷みがひどく、簡単な補修で対応できないものは、
本の利用頻度に応じて、製本業者へ修理を依頼したり、
買い替えを検討したりもしています。
(それでもボロボロの本はたくさんあるのですが...)

本が返却された時や、書架を整理している時に
破損を発見次第、補修の対応をしていますが、
さらなる破損を防ぎ、長く本を利用できるようにするためには、
なんといっても早めに補修することが肝心です。
なので、もし皆さんが本を手にとった時に気づくことがありましら、
カウンターまでお知らせいただけると、とてもありがたいです。

また、水濡れは本にとって厳禁です。
ページが変形したり、貼りついたり、放っておくとカビが発生したりします。
水濡れしてしまった本は、
すぐであれば手当てができる場合がありますが、
残念ながらダメになってしまうことも多々あります。
雨が降っている時、飲み物を飲んでいる時、
本が濡れないよう注意を払ってあげてください。
(万が一、本のページをうっかり破いてしまった、濡らしてしまった
などということがありましたら、早急にカウンターまでご相談ください。)
図書館では、天候の悪い日に貸出本を入れるビニール袋を用意しています。
ぜひ、ご活用ください。

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学生の「おすすめ図書」

f:id:nitlib:20161205115455j:plain(社会工学専攻/博士前期課程1年)

融けるデザイン:ハード×ソフト×ネット時代の新たな設計論
渡邊恵太著 ビー・エヌ・エヌ新社 2015.1
請求記号: 007.6||W 46 図書ID: 1328059

「道具を手足のように使える」
インターフェイスデザインを極める上で、目指すべきはこの状態である。
一般的にインターフェイスデザインは、
ブラウザやアプリ画面の中のUI設計やその使いやすさと思われがちだが、
物的な道具、例えば鉛筆や櫛であっても考えるべき対象になる。
是非デザイナー、エンジニアを目指す方が手に取り、
人々の生活に自然に融け込むような体験のある世界を目指すきっかけに
なってほしい。

ゴッホとゴーギャン展

「ゴッホとゴーギャン展」が今東京で開催されています。
1月からは、名古屋でも開催されますね。
ゴッホとゴーギャン展:http://www.g-g2016.com/aichi/

ゴッホとゴーギャン、
二人を同時に取り上げる展覧会は今回初めて日本で開催されたそうです。

ゴッホとゴーギャンが約2ヶ月、
南フランスのアルルで共同生活を送った話は有名ですので、
ご存知の方も多いのではないでしょうか。
共同生活の末、ゴッホが自分の耳を切り落とした話は特に有名ですね。
そんな二人の交流や関係性に焦点を当てながら、
ゴッホとゴーギャンの絵画が時系列で展示されているようです。

東京会場で「ゴッホとゴーギャン展」を見に行った方たちの感想で、
「1本の映画を見たようだった」というような言葉を見かけました。
二人の交流から、ゴッホとゴーギャンそれぞれの人間性が透けて見えることで、
彼らに親近感を抱いたり、感情移入しやすいのかもしれません。

画家の周りの人間との関わりや、生い立ち、生きた時代・環境等を知ることで、
作品やその画家自身に、
より面白みや親近感を感じることができるかもしれません。
ゴッホやゴーギャンだけでなく、
名工大の図書館にもそうした画家にまつわる本がありますので、
興味のある画家について一度読んでみると新しい発見があって
面白いかもしれませんね。

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ゴッホとゴーギャンについては、例えばこんな本があります。
その他にも名工大OPACで検索してみてください。
ゴッホの手紙 / ゴッホ [著] ; エミル・ベルナール編 ; 硲伊之助訳
ゴッホ星への旅 / 藤村信著
ゴーギャンの手紙 / ゴーギャン〔著〕 ; 東珠樹訳編
オヴィリ : 一野蛮人の記録 / ゴーギャン [著] ; ダニエル・ゲラン編 ; 岡谷公二訳