名古屋工業大学図書館報「@Library」

「@Library」は、名古屋工業大学図書館のブログ版図書館報です。詳細は、http://profile.hatena.ne.jp/nitlib/ をご覧ください。

生協学生委員 本紹介コーナー【テーマ:10月生まれの偉人】

f:id:nitlib:20161003134244j:plain

先月からはじまった、
生協学生委員のみなさんによる本紹介コーナー
10月の新たな展示に合わせて、ブログ記事を書いてもらいました。

いよいよ、読書の秋がやってきました。


生協学生委員会 本プロジェクトとして図書館2階の棚をお借りし、
毎月テーマに沿った本の紹介コーナーを企画させていただいています。

今月10月のテーマは「10月生まれの偉人」です。

みなさんは10月生まれの偉人を何人挙げられますか。
実はほんの一部の人だけで、
ピカソ
マーガレット・サッチャー
孫文
ビルゲイツ
ドストエフスキー
ボーア
江戸川乱歩
イチロー……と多く挙げられます。
芸術家に政治家、学者、小説家、野球選手まで……

ということで、今回は
10月に誕生した偉人が書いた本に加え、
彼ら,彼女らの生涯や考えについて書かれた本
を集めました。


みなさんにも10月生まれの方がいらっしゃるのではないでしょうか。
自分と同じ月に生まれた人の本を読んでみる、そうでない方も、
その月に生まれた人の本をその誕生月に読んでみることで
何か得られるかもしれません。
その偉人も考え方、生き方など、
何かが誕生月に影響を受けているのではと考えてしまいます。

この機会に美術作品や一風変わった偉人の考え方など、
普段あまり読むことのないテーマの本はいかがでしょうか。
勉強の合間に、ぜひ手に取ってみてください。

*本紹介コーナーは、図書館南館2階のステンドグラス前の棚に
設置されています。

選書ツアー

7月8日(金)に丸善ジュンク堂ロフト名古屋店にて、
学生選書ツアーを開催しました。
選書ツアーとは、学生が図書館に置いて欲しい本を
書店で選ぶことができるイベントです。
今回、参加者4名が計78冊の本を選んでくれました。

選書した図書は、図書館1階に展示しています。
貸出もできますので、ぜひご利用ください。

f:id:nitlib:20160930132019j:plain


選書ツアー参加者の感想をご紹介します。

今回、選書ツアーというものに初めて参加しました。
自分の選んだ本が図書館に並ぶというのは嬉しくもあり、
どこか気恥ずかしさも感じます。
以前から読みたいと思っていた本、
勉強の際に役立ちそうな本、今話題の本など、
個人的な趣味に偏り過ぎないように選んでみたつもりです。
書店の中を歩き回って本を探し、検討するのはなかなか大変でしたが、
終わってみると心地よい疲れと充足感を得ることができました。
到着時には十分長いと思っていた選書時間もあっという間に過ぎ、
もっと時間が欲しいほどでした。
貴重な経験をすることができ、本好きにはたまらない時間となりました。

選書ツアーに参加するのは今回で3回目です。
私は事前にネットなどで気になった本をサーチしておき、
選書ツアーで買うようにしています。
一般的に専門書は割高なので、それを気軽に買ってもらえるのは
学生の私としてはとてもありがたいです。
場所は大型書店を回るので、欲しいと思った本は大抵置いてあります。
むしろ予想を上回るほどの本があるので、
「こんな本があったのか」などと新しい本との出会いを
楽しむことができます。
専門分野の本ももちろんですが、
専門から少し外れている本も見ることができるので知識欲が満たされました。
本には店員のポップが書かれていたり、
流行に合わせた関連本が積まれていたりと
店内を見て回るだけでも面白いです。
本好きはもちろんのこと、そうでない人も満足できるのではないでしょうか。
また、機会があったら参加したいと思います。

選書ツアーは、学生の皆さんが自分で図書館に置く本を選ぶことができる
貴重な機会です。
興味を持ってくださった方、ぜひ次回の選書ツアーにご参加ください。

生協学生委員 本紹介コーナー【テーマ:宇宙】

 f:id:nitlib:20160902152321j:plain

9月から、生協学生委員のみなさんに、
毎月テーマを決めて図書を紹介する展示を行い、
展示に合わせてブログ記事を書いてもらうことになりました。

夏休みはいかがお過ごしでしょうか。
9月に入り夏の暑さは和らぎ、夏休みもいよいよ残り半分となりました。

今回から、生協学生委員会 本プロジェクトとして
図書館2階の本棚をお借りして、
毎月提案したテーマに沿って本を紹介する

本紹介コーナーを常設させていただけることになりました。

今月、9月のテーマは「宇宙」です。

9月12日が宇宙の日と定められていることをご存じでしょうか?
毛利衛宇宙飛行士がスペースシャトルで初めて宇宙へ飛び立った日です。
また、19”92”年は国際宇宙年であり、九十二(きゅうじゅうに)
という読み方は日本語の語呂合わせにもなっています。

宇宙がテーマということで、
 図鑑など写真の載った本
 人間と宇宙の歴史を扱った本
 地球外生命体など珍しいテーマの本
 相対性理論や超ひも理論などに関する本
…などなど
宇宙を様々な面から描かれた、
夏休みにじっくり読んでいただきたい本ばかりを集めました。
様々な観点から宇宙の姿を読み解いていくのに、
きっと魅了されてしまいます。

宇宙の不思議について考えてみませんか?
残りの夏休み期間、ぜひ図書館に足をお運びください。

 *本紹介コーナーは、図書館南館2階のステンドグラス前の棚
 に設置されています。

図書館実習生による企画展示

f:id:nitlib:20160826135415j:plain

8月22日~8月26日の間、愛知淑徳大学より司書資格取得を目指す
学生を受け入れ、図書館で実習を行っています。
今年も実習の一環として、展示の企画・設営を行いましたので、
実習生さんに、展示を紹介する記事を書いてもらいました。

図書館実習の一環で、図書館一階の一角に企画展示を行いました。

テーマは「食欲の秋」です。

夏バテで食欲のない今の時期こそ、しっかり栄養を取ることが大切です。
一人暮らし向けのレシピから、おしゃれなカフェごはんが載っている本、
和食の作り方を英語で解説している本まで揃えました。

料理に関連した、小説、世界のキッチン、季節の器などについての本も
併せてご覧ください。

「食欲の秋」を機に、料理を作ってみたり、
キッチンや食器に興味を持ったりしてみてはいかがでしょうか。

**展示は新着図書コーナー横のスペースにて行っています**

ポケモンGOで疲れたあなたに

f:id:nitlib:20160808142816p:plain

最初のころより落ち着いたとはいえ、
「ポケモンGO」はまだまだ流行っていますね。
学内でもポケモンが発見されているようですし、
名工大前の鶴舞公園は聖地と呼ばれていると聞きました。
(レアポケモンが出るとか出ないとか)

ところで、「ポケモンGO」以外にも
たくさんの魅力的なアプリがあるスマホ、
夢中になりすぎて疲れてしまうこと、ありませんか?
そんな時はこちらの本をご一読。
スマホ症候群」に気をつけて! : ストレートネック、こり、痛み、しびれ…スマホ依存のカラダが危ない!! / 木津直昭著   

すぐにできる簡単なストレッチなどの紹介もあり、
スマホ症候群の予防にもよさそうです。

かくいう自分はスマホユーザーではないため
(図書館内ガラケー率高めです。)
「ポケモンGO」をプレイすることはできませんが、
最新作「サン・ムーン」についてはすでに予約済みです。

教職員のおすすめ図書

f:id:nitlib:20160713155830j:plain

石川 有香先生(社会工学専攻/教授)

広げる知の世界 : 大学でのまなびのレッスン
北尾謙治[ほか]著 ひつじ書房 2005.5
請求記号:377.15||H 71 図書ID:1329175

高校までは、教科書で習った知識を暗記し、
できる限り多くの問題を解くことが学習の中心でした。
ところが大学では、教科書で習ったことに加えて、
関連の図書やインターネットから収集した文献を読んで、
自分の考えをまとめ、レポートを書いたり、
プレゼンテーションを行ったりすることが中心となります。
本書は、大学での学習を効果的に行うための「マニュアル本」ですが、
付属のCDには、プレゼンのコツが収録されており、
大学上級生や院生も、必見です。

教職員のおすすめ図書

渡辺 友見(学術情報課)

山で正しく道に迷う本
昆正和著 日刊工業新聞社 2013.11
請求記号: 786.1||Ko 71  図書ID:6006996

今年から国民の祝日に、8月11日の「山の日」が加わりました。
普段は割とインドア派な私ですが、登山には憧れを抱いていて、
山の日が出来たなら山に行かないとね!という
安易な発想からこの本を手に取ったのです。
あと、タイトルにある「正しく迷う」とは一体どういうことなのか、
というのも気になった理由のひとつ。

いわゆる、具体的な山の名前が挙げてあって、
登山ルートが載っていて・・・という本では全くないです。
まずは山で道に迷わないようにするにはどうすればよいか。
それでも道に迷ってしまった時にはどうしたらよいか。
その他、登山にまつわる心がけるべきことが、
著者の経験を元にかなり具体的に書かれています。

とはいえ、夏休みに山へ出かける計画はまだないので、
ビバーク(野宿)は・・・という内容なんかはちょっとハードルが高い。
ただ、途中で道に迷ってしまった時、
引き返せない人がいる。それは何故か?という話は、
普段の生活の中で何かを判断する時にも通じることがあるし、
計画→実行→反省→改善を習慣づける、という項目は
リスクマネジメントの考え方として登山以外のことにも活用できそう。

 

何より、登山ってこんなに総合的な人間力を試されるものなのか、
ということが分かって面白かったです。
登山愛好家への見方も変わる一冊。